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グロース株の展望を米10年国債のチャート分析で占なう

新年明けてから米国の国債金利の上昇が続いています。

一般的に金利上昇はグロース株にとっては逆風であると言われます。(理由については割愛します。需要があれば別記事で出すかも)

これが原因で3月上旬にグロース株の下落が続いていたんですね。

現時点では、多少株価が持ち直していますが今後どのようになっていくのか。米10年国債のチャートをテクニカル分析することで今後の展望について確認していきたいと思います。

それでは、さっそく行きましょう。

こちら「10年国債金利」のチャートです。

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年始からなんと80%以上の上昇。すごいですね。理由はお分かりのとおり、ワクチンの接種が本格的に始まり新型コロナウイルスの終息が予想されているからです。

では、テクニカル分析で、今後、どのように動いていくのか見ていきたいと思います。

当然ですが、国債価格が下落すれば利回りは上昇します。なので米10年国債価格のチャートを見ていきたいと思います。

以下、米10年国債の週足のチャートです。

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すべての移動平均が同じ方向に向いており下落トレンドですね。

MACDは下落方向、RSIを見てももう少し下がる余地はありそうですが、2017年、2018年の安値94.26ドルがサポートラインとなっており、ここで反発する可能性が高いです。

次に日足のチャートです。

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こちらも週足と同様、下落トレンドですね。

しかし、現在、25日移動平均線(赤の線)からの乖離率が1.9となっています。過去のチャートを見てみると、2020年11月、2021年1月、2月と25日移動平均線乖離率が1.7~1.9に到達した後価格が反発し、25日移動平均線に向けて収束しているのがわかります。

おそらく今回も同じように25日移動平均線に近づいていくことが想定されますので、1週間~2週間の短期的には米国債価格は上昇=金利が下がる可能性が高いです。

〇まとめ

短期的には金利が下がる(国際価格が上がる)可能性が高いため、下落したグロース株の株価も持ち直すことが期待できそうです。

個人的にも、ズームのようなグロース株を短期的にロングポジションを保有中です。

ただし、米国債の価格が94.26ドルのサポートラインを維持できるかがポイントとなりますので、今後、数週間は注視していきましょう。(このサポートラインを切ると更なる下落が続く可能性が高いです)

注)あくまで個人の意見となります。投資は自己責任でお願いします。

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