あたしと彼女の話16
『お節介2』
「とっとと告っちゃえばいいのに」
熊谷さんの言葉に頭を抱える。
「江口さんからの好き好きオーラはダダ漏れだし」
ダダ漏れ(苦笑)
「でも、なかなか2人で話す時がなくて…」
「作れば良いじゃん」
またもや、熊谷さんの言葉に頭を抱える。
「わたしからは作れないよ」
「じゃあ、一生ムリじゃん」
一生、無理(涙)
せめて、向こうから近寄って来てくれたらなぁ…。
むしろ、向こうから言われたいんですけど。
「向こうからムリじゃない?」
エスパー⁈なぜ、わたしの思ってること分かるの⁇
「誰かに取られちゃうよ」
「え⁈だ、誰⁇」
「さあーね」
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