あたしと彼女の話5
新しい職場の人間関係でなやんでた、幼なじみからLINEが届いた。
《あたしの気持ちを察してくれる人がたくさん居てくれた。
頑張ろうと思う!(^^)》
良かったねと大きなスタンプを返信した。
カノジョとは小学生からの付き合い。同じ長女で弟が居る。
そして、同じ血液型だ。趣味も似てヲタクだ。
そんなカノジョ、気になる人が出来たらしい。
どうやら、その気になる人は、年下で料理男子らしく。
某有名声優に声が似ているらしい。毎日、その声が聞けるなんて羨ましい!
ちなみにカノジョは料理が得意でない。
料理というカテゴリーに限界がある。
《彼と話したくて、晩御飯は何食べるの?って聞いたのね。
そしたら、昨日のカレーを食べる予定。でも、おかずが無いって悩んでたから。思わずハンバーグは?て聞いてみたの》
〈何て?〉
《ひき肉が無いて言われたの。あー…惣菜を買わないのねと思ったんだけど。それよりも》
〈それよりも?〉
《ハンバーグは?って言った時、頭の中ではコロッケが浮かんだんだけど。口に出たのはハンバーグという単語だったのよ(>_<)》
〈あーwwwあるある。この歳になると良くあるね!どんまい(°▽°)〉
カノジョからは、泣き笑いのスタンプが返ってきた。そして。
《コロッケって言ってたら、それはそれで大事故になってたと思うわ(>_<)》
泣き笑いのスタンプをわたしも返信した。