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誰がPMなのか曖昧なプロジェクト

炎上レベル:キャンプファイヤー

今日の炎上注意報のプロジェクトはこれです。誰がプロジェクトマネージャーなのかがわからないやつです。

WBSを作るのは誰!?

体制図にPMの名前が「中山/田中」みたいにスラッシュで並んでいます。この体制図を見たら要注意です。
まずメンバーは中山さん、田中さんどっちに従うかがわかりません。
顧客もどっちと調整すればいいかわかりません。
本人たちも、「あ、それ私の仕事?」的な空気になります。

実際にあった某アプリ開発プロジェクトのベンダーさん。PMらしき人が3人いました。
・プロジェクト開始当初からいた岡田さん
・開発フェーズから岡田さんと”スラッシュ”でPMの原田さん
・現場の進行管理をしている森本さん

要件定義が終わって、設計・製造フェーズに入る時に「WBSを作ってほしい」と依頼すると、

原田さん:「仕様がまだわかっていないので作れません」
岡田さん:「僕はPMじゃないですから」
森本さん:「進行管理ならできますが、WBSは作れません」

私:「え!?」「ん?」

それで結局2週間以上WBSが固まらず、私が叩きを作るハメに。
これはまぁ極端な例かもしれませんが、原理としては同じようなことがお起こりえます。

PM=責任者/権限保有者は1人が大原則

PMは1人で責任者、権限保有者であるべきです。顧客もメンバーも誰と話せばいいのかがクリアになっていないと混乱します。

PMは自分が動かないとプロジェクトが止まるという覚悟をもってやる必要があります。同列にPMがいたら、そいつがやればいいやと思ってしまうのが人間の性です。

そしてPMには最低限、タスク整理力、アサイン権の両方が必要です。両方ないとWBSはスピーディーに作れません。メンテもできません。
(できなくはないですが、プロジェクトの進行についていけないと思われ)

PMにはちゃんと責任と権限を持たせましょう。
もしそれをちゃんと付与できてないとしたら、会社の問題ですね。

今日の炎上防止ポイント

PMは1人にして、責任と権限をもってやってもらう。

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