9/25公開【週末おすすめ映画4選】草彅剛主演作から、ドラン新作など。
朝と夜もすっかり冷え込むようになって、季節の移り変わりを肌で感じるこの頃。皆さまいかがお過ごしだろうか。映画業界では、連休前に映画館の全席指定が解除され、『TENET』などの話題作が公開されるなど、映画業界も活発になってきているが、今週末もミニシアター向けを中心に、話題作が一挙に公開!9月25日公開の作品から、筆者が気になる作品を4本紹介していこう。気になる方はぜひご覧あれ。
【草彅剛の新境地『ミッド・ナイト・スワン』】
トランスジェンダーの女性と彼女が預かることになった娘、疑似親子の関係になった事で、母性に目覚める主人公を描いた人間ドラマ。
この映画、公開前の評判がえらく良い。Filmarksで4.7(9/24時点)という高評価を獲得してるほか、著名人達のコメントも絶賛ばかり。やはり見どころは草彅剛演じるトランスジェンダーの主人公の演技だろう。
監督の内田英治の『下衆の愛』(2016年)は素晴らしい作品だっただけに、今作も期待してしまう。
【天才グザヴィエ・ドラン監督の新作『マティアス&マキシム』】
『Mommy マミー』(2015年)、『たかが世界の終わり』(2017年)のグザヴィエ・ドラン監督の新作。ドランといえば、今年の3月に『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が公開されたばかり、そう彼は多作家なのです。
もはやブランド化してるといっても過言ではないくらい固定的な人気を獲得してるドラン監督。しかも今作は、あの名作『君の名前で僕を呼んで』(2018年)に感銘を受けて作られた作品というだけに期待せざるを得ない…!
【『薄氷の殺人』の監督が放つ中国ノワール作品】
前作『薄氷の殺人』(2014年)で、ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞と男優賞をダブル受賞したディアオ・イーナン監督の新作。今作も前作と同じく中国の地方都市を舞台に、社会の底辺で生きる者たちの熾烈な争いを描いたノワール・サスペンス。淡いネオン色が幻想的だった前作、今作も美しい色合いを期待してしまう。前作に続いて、グイ・ルンメイとリャオ・ファンが出演するのも楽しみなところ。
【あのファミリーが今度はCGアニメに!『アダムス・ファミリー』】
様々なクリエイターに多大な影響を与えたアメリカの漫画家チャールズ・アダムスの名作コミック『アダムス・ファミリー』。これまでにも実写化されてきた作品が今度はCGアニメに!オスカー・アイザック、シャーリーズ・セロン、クロエ・グレース・モレッツ、フィン・ウルフハードら豪華キャストが一家の声を演じるほか、日本吹替版では、杏、生瀬勝久、二階堂ふみらが吹替を担当する。