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映画『チャイルドプレイ』感想レビュー

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概要:話すだけでなく、家電と連動もできるAIロボット「バディ」が大人気の世界。
母と2人で暮らすアンディは誕生日に、「バディ」をプレゼントされるが、それは設定が書き換えられた不良品のロボットだった。自分の事を「チャッキー」と名乗ったバディは、アンディと仲良くなっていくが、人の言葉を素直に受け止めるチャッキーの行動は段々とエスカレートしていき…
製作年:2019年 製作国:アメリカ 監督:ラース・グレブバーグ

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ホラー映画の超有名キャラクター「チャッキー」を生み出した「チャイルドプレイ」。
今作は1作目となる『チャイルド・プレイ』(1988年公開)を、今の時代に合わせてリブートした作品となっている。
元となった『チャイルドプレイ』は、80年代を代表するホラー映画の金字塔。
過去に、映画シリーズ7作目まで作られた他、コミックやゲームへとその人気は、様々なメディアに派生している。
メガホンを撮ったのは、新進気鋭のラース・グレブバーグ監督。第6回トレモリノスファンタスティック映画祭で、最優秀ショートフィルム賞に輝き、その後、同作を長編リメイクした『ポロライド』でハリウッドデビューを果たした。
この映画の感想とポイントを、筆者なりにまとめたので、是非目を通して欲しい。

【大人気キャラクター、チャッキーこと『チャイルドプレイ』のリブート】
チャッキーと言えば、USJのアトラクションになったり、人形が雑貨屋で売られてたりと、作品を観ていなくても、チャッキー自体は知ってるというくらい日本でも知名度大のキャラクター。
でも、チャッキーの存在は知っていても、『チャイルドプレイ』シリーズを観たことはないという人は多いと思う。実は筆者もその一人だ。
しかし、今作はシリーズ最新作にして、1作目のリブートなので、筆者のような今まで過去作を観たことがないという人でも楽しめる!
しかも、これまでチャッキー自体は散々見てきたので親しみやすい。
ホラー映画ファンは必見なのは言うまでもないが、ホラー映画好きに関わらず多くの人が見て楽しめる作品としてお勧めしたい。

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【現代の社会を反映!?今作は哀しきAI暴走ホラー!!】
今作の『チャイルドプレイ』は今までのチャッキーのキャラを大きく改変している。それは今作のチャッキーが、AIロボットという点。
正直言うと、この点は賛否両論大きく分かれるだと筆者は思った。
チャッキーの設定を、これまでのシリーズから大きく変更した点について、監督のラース・グレブバーグはこう語る。「チャッキーが邪悪なのは、人間と関わり合い、人間の行動を学んでいるからだ。自身が良いと思うことをしたいにも関わらず、衝動や限られた世界観に基づいた言動を取ってしまうんだよ。その内容が非常に現実的で、リアルなんだ」
これまでのシリーズと大きく変わったチャッキーの新しい姿、貴方の眼にどう映るのか…
是非ともその眼で確認して欲しい!!

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【笑って泣けて、少年たちの友情に心揺さぶられるホラーエンタテインメント‼】
今作を観て、筆者は怖さだけでなく、笑いあり切なさありと感情を様々な方向に揺さぶられた。これから観る人は、チャッキーに対しても、少し切ない気持ちにさせられるかも…
そして何より、アンディはじめとする少年少女の友情譚としても面白い!
本作の製作を務めたロイ・リーは『IT イット それが見えたら、終わり』でプロデューサーを務めている。
その影響か、本作では『IT イット それが見えたら、終わり』でも描かれた少年、少女の友情譚の要素も、作品の大きな魅力となっている。
純粋なホラー要素だけでなく、様々な要素を含んだホラーエンターテイメントとして楽しめる事間違いなしだ!

今作の『チャイルドプレイ』、過去シリーズを観てきた人は比較して楽しむのも良し、初めての人は、一つのホラーエンターテイメント作品として楽しめるので、気になった人は是非劇場へ足を運んでほしい!!

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ヴィクトリー下村
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