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『エッシャー 不思議のヒミツ展』に行ってきました。

2024年7月13日から豊田市美術館で開催中の『エッシャー 不思議のヒミツ展』に行ってきました。

エッシャーというと個人的には「騙し絵」の人という印象。
誰もが一度はその絵を見たことかあるだろう。自分が最初にその存在を知ったのは美術の教科書だったと思う。

今回の展示では約160点ものエッシャーの作品が展示され、過去を遡りながらエッシャーが自身の作風を確立していく姿を追いかけていく。

豊田市美術館を訪れたのは7月27日の土曜日。
奇しくもこの日、名古屋市が今年初めて38℃を突破したことがニュースになっていたが豊田市もまさに猛暑というべき炎天下、暑かった~!

自分は美術館をそんなに巡った訳ではないけど、今まで行った美術館の中で豊田市美術館の立地が一番好き。

木々に囲まれた路地を抜けると視界が一気に拡がり美術館が姿を現す。
開放感も良いし、空と木と建物のコントラストもキマりまくってる。これから美術館に行くというワクワク感が増すんだよね。

豊田市美術館の設計者は谷口吉生、庭園はアメリカのランドスケープ・アーキテクト、ピーター・ウォーカー
建物前の看板
チラシは全部で4種類あるのかな?凝ってて面白い。

今回の展示ではエッシャーの作品を時代順に辿っていき作風の変化を発見していく。エッシャーという名前は知ってるけど素性は全然知らなかったので興味深かった(エッシャーがオランダ人というのも始めて知った)。

今回の展示を見て改めて思ったけど、エッシャーって「錯視」とか以前に作品が格好良い。エッシャーが作風を確立する前の作品を見ても引きつけられるものがある。

一枚絵の魅力が半端ない。下の絵とかめちゃ格好良くないですか。
この絵だけでも魅入ってしまう。

展示の中盤からは徐々にエッシャーの作風が確立されていく。
「メタモルフォーゼ」をテーマにした展示では生き物やモノが溶け込むように変貌していく作品が並べられている。

鳥と鳥
悪魔と天使

後、魚や鳥とか同じモチーフに固執している点も興味深かった。

昼から夜が交差していくのかな。
人間と悪魔

場内にはエッシャーの作品をモチーフにした体験コーナーがいくつもあり、小さなお子さんなども楽しめるようになっていた。

最後のコーナーは「錯視」。
ここでは錯視をモチーフにした作品が並べられている。ここぞまさにエッシャーの真骨頂。

多分、自分が一番初めて。

メタモルフォーゼも錯視もそうなのだが、エッシャーって数学の教養があるのだろう。右脳、左脳、どちらも使って作品を作っているという印象。

ということで『エッシャー 不思議のヒミツ展』とても見応えがあって楽しかった。展示は9月23日までなので興味ある人はチェックしてみては。

※美術館に立ち寄った後は豊田市美術館近くのカフェ『each』に立ち寄ってハンバーガーを頂きました。こちらも美味しかった。


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ヴィクトリー下村
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