2022年11月 ダーニングワークショップ
こんにちは。園藝部員のこえびです。
今回は先生をお迎えして、ダーニングのワークショップを行いました。
ところで「ダーニング」って、ご存知でしょうか。
ダーニングとはヨーロッパ発祥の修繕技法のことで、語源の「darn」は「かがる、繕う」という意味を指した言葉です。
もともとは、元の生地になじませるように色を合わせて修繕していた技術ですが、近年、カラフルな糸や異素材との組み合わせを楽しむなど、より自由な手法で楽しむ方が増えています。
そして今回は、草木染めで染めた糸をたくさん準備しました。
シモキタ園藝部らしい、自然を感じられる時間にしたいという思いから。。
一方こちらは、ちく先生が使っているカラフルな糸たち。
色とりどりで鮮やか!見ているだけで気分も華やぎます。
今回は、午前の部と午後の部の2回に分けて開催しました。
はじめてダーニングを学ぶ方もいれば、普段からお家でちくちお直ししています!という方も。みなさんそれぞれのペースで、和気あいあいと手を動かしていきます。
準備も整ったので、それぞれお直ししていきます。
お直ししたい部分に、新しく縦糸と横糸で布を織るようなイメージですね。
しっかりとステッチで覆うので、ダーニングした箇所はとても丈夫になります。
完成!どの作品も個性があって美しいです。
みなさんのおかげで、とてもいい雰囲気でした。
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🎤 ちく先生にインタビューしました
ー いいワークショップになりましたね。
はい。みなさん楽しんでいただけてよかったです。下北沢には久しぶりに来ましたが、ここは自然いっぱいで素敵な場所ですね。草木染めの糸を使ってダーニングを楽しんでいただけたのも、良い体験でした。
ー ちくさんの思う、ダーニングの魅力ってどんなところですか?
ダーニングは、ただ単にお直しするだけじゃなくて、色もデザインも自由で楽しさがあるところが魅力かなと思っています。
考えてみると、自分の好きなもの、大切なものをあらためて大切にする体験って、とても心地よいことなんじゃないかな、と。 そのことによって、癒されるというか。。。ものと心が繋がるような感じがしますね。
お直し屋さんに依頼しにくる方も、仕上がったものを見てとても嬉しそうなんですよ。
ー お直しすると、あらためて愛着が増しますよね。
大切なものが、より大切になりますよね。唯一困ることは、自分で直したものが、なかなか手放せなくなることかな。笑
ー 自分の手を動かす時間って特別だと思います。
みなさん、忙しい日常の中で、なかなか針を持つ機会って少ないと思うんです。でも、こうしてワークショップという時間の中で、あえて人と一緒に針を動かしていくことで、自分と向き合う時間が作れるんじゃないかなって。
ー 糸の色を選んだり、デザインを考えたり、楽しそうでした。
個性が出ますよね。それに自分で直すと、いちばんそのときの自分らしく仕上がるのが面白いなと思います。
古いものだったとしても、手を入れることで、さらに「今」の気分に近づいていく。もの自体が、今の自分にフィットしていくような。
ー ちょっとお料理みたいな感じもあるのかな?
食べたい時に食べるごはんがいちばんおいしいように、自分の作るごはんが、いちばん今の自分にちょうどいい、みたいな感じでしょうか。
自分で自分のものを作ったり直したりって、生きる力に直結してると思うんです。ダーニングも暮らしの中で培われてきた知恵の一つだから。
ー できることが増えると嬉しいですよね。小さな成長を感じられる。
手を動かすことには、そういう喜びもあるんじゃないかなって思います。
そういう達成感や満足感が、みなさんの嬉しそうな笑顔に表れている気がするんです。
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最後に集合写真をパチリ。
作品を手に持っていただき、にっこり笑顔です。
ちく先生、改めてありがとうございました😊
園藝部の活動はインスタグラム でご覧いただけます。
https://www.instagram.com/shimokita_engei/?hl=ja
季節に合わせた様々なワークショップやイベントを開催しています。
よかったら気軽に遊びに来てくださいね。
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