新入生歓迎の言葉|レジデンシャル・プログラム4期編入生入学式
こんばんは。シモキタカレッジチューターの笠原颯人です。この度はご入学おめでとうございます。すでに数日過ごした人もいると思います。カレッジ生活はいかがですか?
いろんなカレッジ生がいて、色々な体験ができそうだと感じているのであれば嬉しいです。
シモキタカレッジというと、最近は「天才が集う場所」だとか、いろんな取り上げ方をされるようになってきて、なんだかキラキラした場所のように見えているかもしれません。でも実際は違います。冷蔵庫にはたくさんの腐敗物が放置されますし、洗面台は髪の毛が散乱しているし、ランドリーには誰のかわからない洗濯物が大量に忘れられています。
まあこれはみんなでよくしていくとして、皆さんはどんな経験をしたいですか?何かを成し遂げたり、一緒に夢を追う仲間を見つけたり、そんな経験を望んでいるかもしれません。もちろん私もその一人でした。だからこそあえて、今日は私が一番悔しかった時の話をしようと思います。
「厳正に選考いたしました結果、今回のタイミングでは残念ながら笠原さまの通過とお伝えできないという結論に至りました。」
私はもともとRP3期生として入学し、その後2年目になるタイミングでチューターに転向しました。でも実は一度チューターとしての面接に落ちています。さっきの一文はその面接の不合格通知です。自分で言うのもおこがましいですが、正直私はカレッジ1年目はかなりカレッジの活動に精力的に参加してきました。いろいろなタレントショーに出たり、ハヤ食といってカレッジ生にご飯をふるまったり、キッチンの掃除をしたり!なのに落ちた。しかも不思議なことに私がチューターに誘ったまいまいとななは直前に受験を決めたにも関わらず一発合格でした。絶望ですね笑。
ただ同時に落ちたことで得られたこともたくさんあります。みちおさんや原太郎といったHLABスタッフと改めてコヒチャをして、HLABでチューターが求められていることや、教育というものに改めて自分なりの答えを出すきっかけを手に入れることができました。私が得た細かいことはコヒチャで話せればと思います。たくさん話かけてください。私も話しかけます。なにを伝えたいかというと皆さんぐっと学びを得られる瞬間は、決してキラキラした瞬間だけではないということです。これは私自身が体験しています。
カレッジには皆さん自身が望むことも、望まないことも、たくさんの機会に溢れています。望まないことも含めてぜひ一度巻き込まれてみてください。もし巻き込まれて本当に大変になったり、どうしようもなくなった時、手を差し伸べられるように私たちチューターがいます。安心して巻き込まれてください。私からは以上です。
チューター・プログラム2期生 笠原颯人