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アッパーストラクチャートライアド

なんだかかっこいい名前のアッパーストラクチャートライアドについてご紹介します。簡単にコードをおしゃれな感じにすることができます。

アッパーストラクチャートライアドとは?

あるコードの上に、そのコードのテンションを含むトライアドコードをもう1つ乗せると、非常に緊張感の強いサウンドになります。
この時の上にのっけたコードをアッパーストラクチャートライアド(Upper Structure Triad, UST)、下のコードをローワーストラクチャートライアド(Lower Structure Triad, LST)と呼びます。

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アッパーストラクチャートライアドのルール

①Avoid Noteは含んではいけない
Avoid NoteはLSTのサウンドを崩してしまうので、USTには含んではいけません。
以下の譜例だとDmにGをくっつけてしまったので、ファーシの音程関係よりDm7の自我が崩壊して、G寄りのサウンドになってしまいます。

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②Major/Minorでなければならない
DimやAugのトライアドは安定性に欠け、USTとして堆積してもコードの印象が明確に出てきません。

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③Tensionを1つは含んでいなければならない
テンションを含まずにLSTと同じコードトーンを堆積したものは声部が重複しているだけでUSTのように複数のコードがなっている響きにはなりません。

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実践

こんな感じでラグジュアリーなHappy Birthdayになります。
Dm7の上にAm→C、CM7の上にGのUSTが乗るようなハーモニー構成になっています。

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まとめ

簡単にコードをおしゃれにするアッパーストラクチャートライアドを紹介しました。
ハーモニーづけのバリエーションにどうぞ。

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