届かないかもしれないアドバイス
Xで創作論に関する
いろんな意見が飛び交い、
強い言葉が容赦なくポストされ、
その強烈な感情に釣られて
また誰かがなにか強いことを言う
これは、なかなかに地獄だな、
新人や志望者さんにとっては
そう思って、自分もまだまだと思い、
厳しすぎると思われる経験上の考えは
noteに移そう、ストイックな記録も
見たくもないかもしれないものを
たくさんの人が見える場に投稿すること自体
物書きとしては、自分は少なくとも
ちょっとあかん、律するのを忘れたくない、
と思い、真面目な話はnoteにと
試してみることにしました
メンタルにダメージが入るかもしれないけど
自分なりにたくさんのクリエイターや
現場を見てきた上で、個人的には
こう思う、というのを以下に載せます。
ちょっと、いま見るのはキツイわ、
という方はスルーしてください
(こういう厳しめの創作の話は
Discordサーバでのみしようかな、
と思ってます、とりあえず試しで)
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基本、人は
自分がやってきたことが正しいと
自然と証明をしたくなると
いくつかの本に書いてあり
これが、時にマウントとなり
攻撃的な言葉となる
だから、そんな自分を俯瞰して
「ああ、自分を上げるために
なにか/誰かを下げていたな」と気づけないと
言葉で誰かの感情を動かし楽しませる、
エンタメとしてどうなのか、
というのがあって
そんなわけで、
誰か/なにかを否定しすぎたり
攻撃的な言葉を使いすぎたりしてる人で
大事にしたいな、と思う人がいると
タイミングを見計らいつつ
受け取りやすい言葉を考え、2人きりで
「ちょいちょい、自分を守りすぎとるで。
感情が、揺れすぎてる。
君が正常な状態なら、
相手のせいにする
他責には、ならないでしょう。
ちょっと、休みな」
といった感じで、
俯瞰の視点をあらためて
持ってもらえるようにします
師匠に最初、教えられたことですが
①「キャラの頭の中に入って
そのキャラが視てる世界をまず、書く
没入の視点」
②「その中で、読者が
『いいなぁ』と思う、感情が強く動き
五感が刺激され身近に思う、
そういうのだけをこっちの世界に持ってくる、
自分すら遠く離れて視る、俯瞰の視点」
この二重視点を忘れないように
同時に使えるように、
片方しか使えてない時は
意識的に切り替えて使えるようにしなさい
これを教えてもらって
つまり、誰か/なにかを
否定してしまってる時は
①の没入の視点で
②の、そんな自分すら冷静に
厳しく俯瞰する視点が
機能してない、ということになる
だから、危うい
その状態で仕事を続けても
自分の心を守り続けて、
誰かになにかを届ける視点が
充分に機能してなくて、
自分よがりになる可能性がある
だから、②の俯瞰は任せろと
君のいいところ、
必死に考えた①は活かすから
それを遠く離れて冷静に、
誰かに届けるための作品に
ぼくがする、休んで
こういうことをやりますし
実は②も、ベテランの人でも
どうしても自分に甘くなる、
それを支えるのが、
その視点になって
作家を導くのが編集者だと、
とある編集者さんが言って、
惚れ惚れしました
物書きとしては、それでも
②の俯瞰の視点を極限まで極め、
編集者さんやディレクターさんに
負担をかけることなく
1人で良いものを創りたい、
こんな意地もあったりで
でも、甘えすぎず
「編集者さん/ディレクターさん、
お願いします!」
と大事な原稿と作家生命を預けて、
二人三脚で支え合って、
そこで出来る最高を目指す、
これが面白いんですよね
ぼくも
編集者さんやディレクターさんだけでなく
他のライターさん作家さん
イラストレーターさん漫画家さんに
預けることで、信頼度を上げることで
グンと、共同制作が楽しく、
世界と可能性が広がりました
セガの『チェインクロニクル』の
松永さんがこの、クリエイターさんたちを
信頼して任せる、それで1人だと100だけど
クリエイターさんと一緒に戦うことで、
互いの武器を活かすことで
120を狙えるスタイル、
というのをやってて、すごいなと
このディレクション能力が欲しい、
共同制作では必要だと、
理想の一つだと、会得に時間をかけました
前にとあるトークショーでも話したのですが
「ゲームは、共同制作だから。
全部、自分で背負って
辛くならなくていいと。
誰かの足りない部分を誰かが埋め、
その誰かの足りないところを
埋めてもらった人が埋めてあげる、
そういうスポーツのチーム戦なんだよ。
だから、誰かを勇気を出して、頼ってと。
ぼくも師匠に、ずいぶんと助けられたからと」
そういうことを言いました
俯瞰の視点と
誰かに頼れるというお話
参考までにm(_ _)m