中国で街歩きが楽しいのは上海。でも、厳しいロックダウン。でも、見える街の歴史。そんな話をつまみに。代金は税込み290円
上海がオミクロン株に見舞われ、街は厳しいロックダウン。上海市はその実施を黄浦江を境に西と東に分けた。ロックダウンの悲鳴が届くのは主に東。西は旧フランス租界もある古い街。その温度差ってなんだろう。
毎週日曜日に新しい酒飲み話が加わっていきます。
部屋飲みのお供にどうぞ。
ロックダウンがつらいのは街の東側
ゼロコロナ政策を掲げる中国。感染者が出ると、徹底したロックダウンとPCR検査を行ってきた。それが中国の実力⋯⋯といいたげに。たしかに豊富な資金がなければ、ゼロコロナ政策は実行に移せない。食料を政府が負担するからだ。
人口が2600万人にもなる上海で、オミクロン株の感染が広まった。政府はゼロコロナ対策をはじめる。それは中国にしたら当然の流れなのだが、上海は巨大な街だった。
市内の中央を流れる黄浦江で街を東西に分けた。時差をつけてロックダウンを開始した。
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新しい構造をめざしています。