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2023夏アニメ感想
今期(もう前期だけど)から視聴したアニメの感想をnoteに残していこうと思います。作品は見ても感想書かないとすぐ内容忘れちゃうから、一回文章化して記憶を定着させるの大事。
『実は俺、最強でした?』
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もうとにかく主人公の妹でヒロイン(?)のシャルロッテが可愛かっただけのアニメ。種﨑敦美のロリ演技は正直好きでも嫌いでもなかったんだけど、この作品で大好きになれました。ありがとう。
でも主人公はバカタレです。基本的に家に引きこもることしか考えてない穀つぶしなんだけど、こいつのなにがダメって無気力系どころか引きこもることに全力投球なところ。「俺は面倒ごとは御免だ!」って言って積極的に争いから遠ざかろうとする。そういうタイプの主人公の場合は無理やり騒動に巻き込んで否が応でも事件に関わらせるって手法が有効なんだけど、この作品の主人公は作者の投影なので主人公に都合の悪い展開は絶対に起こらず、ひたすら、無。さようなら。
そんなだから基本的に内容がないようという感じなんだけど、唯一、7話Cパートのショートコント祭りだけは楽しめた。ああいうゆるいギャグを一生やってくれたら良作萌えコメディになれたのに。残念。
『夢見る男子は現実主義者』
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作画と脚本とシリーズ構成がカオスでOPは他作品のトレパク祭り、舞台となった浜松市はED映像で流れるだけで本編にはちょっとしか出てこない。とまあ、放送開始時はヤバいヤバい騒がれてましたが、これが意外と7話くらいからは(比較的)まともになったんですよね。
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この女子中学生と、
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この陰キャ娘が出てからはまあまあ面白い、というか、最低限ストーリーが理解できるようになった。ヒロインとしても夏川よりこの二人の方がかわいいので夏川もういらないのでは?
……という感じになっちゃってるのでweb原作最新話まで読んでる僕がちょっと擁護しておくと、この作品は基本主人公のモノローグがメインとなって進んでいくんだけど、夏川関連のエピソードは特にモノローグが重要になってて、アニメがそこを全カットしている都合上、夏川の話、つまりアニメ1~6話が意味不明になっちゃった。7話以降の比較的モノローグなしでもいけるヒロインたちがかわいく見えるのはこれのせい。夏川カワイソス。
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もうなんとなくわかると思いますが、低い順に感想書いてます。
『ライアー・ライアー』
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作画が良いのは一話だけでした。ヒロインがかわいければ大抵のクソアニメは完走できるけど、途中でヒロインの顔が崩れると絶望する。
内容もバカらしい。騙し合い頭脳戦みたいな面してるけど、ただでさえ理解できないゲームの内容が後出し違法アビリティと不正祭りでめちゃくちゃ。あれ真面目に見てる人アホです。
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そんなアニメもこの二人のおかげで完走できた。名前忘れたけど。あとこのアニメはキャラの掘り下げという概念がなかったからどんなキャラか知らないに等しいけど。でもかわいいからOKです。
そういうわけでアニメは見なくてもいいけど、来年発売する姫路のフィギュアがドスケベすぎると話題なのでこれは買おう。金の使いどころだぞ、オタク。
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『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』
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この作品で大事なのは面白いか面白くないかではなく(だってつまんなかったし)、「自販機転生」という変わり種で1クールやり切ったことだ。好きな子がめがねを忘れてくる作品といい、これまで誰も思いつかなかった(あるいは思いついても実行しなかった)ネタで物語を一本作り上げるというのは、創作の姿勢としてとても偉いことだと思う。やってることはなろう系っぽいけど、その実態は真逆なんですよね。フロンティアの開拓者。
ただ、なにか記憶に残る内容だったかというとNOでした。全体的に登場人物のキャラが薄くて、正直ハッコンとラッミス以外よく憶えてない。なんとなくかわいかったロリがいた気がするんだけど、公式サイトのキャラ紹介に載ってなかったから多分見間違いだったんだと思う。終わり。
『政宗くんのリベンジR』
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いらないキャラが多すぎる!(そういうタイトル)
ほんとうにメインの三人以外がいらない、というか邪魔。
原作読んでた時も思ったけど、なんでああも無味無臭あるいは不快なキャラばかりなんだ。ノーパン女はまだいいとして、ぼく勉の黒人水泳部みたいなクラスメイト、クィア、なんで出したのか分からないフランス人、安達垣愛姫親衛隊とかいうゼロ年代みたいな寒いノリのバカ共、男装デブ……ほんと全員いらない。
別に愛姫も必要ってだけで、魅力的ではないし。あいつなんか食べてるシーンしか記憶にない。
語りたいことは一つ。これは”恋愛漫画は負けヒロインの方がかわいいの法則”を見事打破できなかった作品なので、師匠こと小岩井吉乃がかわいすぎた。
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アニメで師匠√に改編してくれないかなーとか思ってたけど、当然そんなことなくて原作通りでしたね。残念。
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そんなしょーもない恋愛模様の裏で、お母さんだけが唯一の癒しでした。CV小倉唯のロリママ、優勝です。OPのサビでケーキ持ちながらはしゃぐママよすぎるだろ。
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ちなみに原作の大学生編では、なぜか北海道の大学に進学した愛姫との遠距離恋愛に堪えかねた政宗が同じ大学に通う師匠とイチャコラしてます。みんな読もう!
『てんぷる』
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愛すべきエロアニメ。何がいいって、主人公のラッキースケベに対して即座に暴力を振るわない理性をヒロインが持ち合わせているのが感動したんですよね。さすが令和のエロアニメ。理不尽暴力系ヒロインはもう古い。
あと、何気に主人公も好感の持てるヤツでした。基本ヒロイン達に勃起しっぱなしなんだけど、ちゃんとそれを悪いことだと思って理性で鎮めようと一生懸命な姿には感心しました。バイト経験豊富で地味にハイスペックだし。一本気な人間は好きです。
てんぷるのタイトルも名ばかりではなく、一応ちゃんとした寺要素もありそこも楽しかったです。
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ハーレム系作品なんてヒロインの中で誰が好きかくらいしか語ることがないので宣言(なんの?)しておくと、僕は海月が好きです。背伸びしたい年頃の女の子!!
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ミアもかわいい。彼女は主人公とバックボーンが似ていることもあって、惚れる過程に説得力があるので好きでした。最終回付近なんて、主人公に対して無類の信頼と好意を寄せてきている姿がヒロインとして”正解”すぎて涙が溢れた(オタク特有の誇張表現)。海月とミア、優勝です。
『魔王学院の不適合者 Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』
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コロナで延期して半年ぶりの二期。ぼくは原作勢なので問題なかったんですけどアニメ勢大丈夫でしたか? 一応ABEMAで一挙とかやってたっぽいけど。
魔王学院はもう信者って言っていいレベルで大好きなので冷静な判断ができないんですけど、まあこの辺かなって。二期の大精霊編は原作でも人気のエピソードだったんですけどいかがでしたか? 僕は四邪王族や精霊たちや魔剣のデザインが見れて感激でした。ギリシリスの色キモ過ぎワロタ。
個人的な好き嫌いとして阿澄佳奈ってそんな好きな声優でもなかったので上手く感動できるか不安だったけど杞憂でしたね。レノ、かわいい。
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このシーン最高。
ゼーンラゼラゼラ♬はどんなメロディになるか期待半分不安半分でしたが、EDで流れたときに”勝利”を確信しました。『世界が愛に満ちるように』が不動の一位として、『平和』はまさしく混血と皇族の魔族、人間と精霊の三種族が手を取り合う、平和な魔法の時代に相応しいバカげた楽しい曲になっていました。ありがとうございます。
『英雄教室』
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思いがけない神アニメ。「こういうほのぼのギャグ萌えファンタジーに出会うためにB級アニメも見てるんだよ!」って思わず叫びそうになった。2話までは大丈夫かこれ? って思ってたけど、3話くらいで”そういう”アニメだって気づいてからはもうずっと面白かった。冬の冰剣、春のカミカツといい、こういうアニメがそのクールに一つはあると嬉しい。
特にお気に入りなのは9話と10話。キャラも出揃って磨きがかかってきたのか、休みを知らないギャグの応酬にニコニコしながら視聴していました。実俺7話と英雄教室10話は今期のツートップと言っても過言ではありません。
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一番好きなキャラはイオナです。とにかく服がえっちすぎる。いろんなところがチラチラ見えてて、こいつが出てくるだけでなんかイライラしてくる。ふざけんな。
あと、数年前にイオナの漫画を英雄教室のスピンオフとは知らずに読んでた(は?)ことがあるので、そういう意味でも思い入れのあるキャラだったりします。
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あとあと、ぼくは未だにけもフレが過大評価ではなく正真正銘の神アニメであると疑っていないオタクなので、内田彩さんのロボ声演技にはこう、目頭が熱くなりました。色も似てるし。
こんなにも楽しい時間をありがとう、英雄教室。
『スパイ教室 2nd season』
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前半は1期同様、スパイとは名ばかりのぽんこつドタバタ萌えコメディが継続で「あぁ、このアニメは2期もこんな調子なんだ」と思っていたのですが、アネットが本性を現した16話から化けましたね。一般人に財布を盗まれたり、飲食のバイトも満足にこなせないアホアホぶりはそのままに、適度に見ごたえのあるスパイアクション作品としても成功させてきたのは素直に驚いたし、1期から惰性で見続けてきた甲斐があったなという謎の感慨もあり。《紫蟻》のミッションも、やっていることの規模としては最初の不可能任務とあまり変わらないのですが、やはり20話以上通して積み重ねてきたキャラへの愛着からか、とても見ていて楽しいものに仕上がっていました。
3期へ繋げやすくしつつも収まりよくまとめていて、1期のような分割2クール前提のぶつ切り感がなくなっていたのも良かったです。
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好きなのはこの二人です。こいつらの掛け合いを一生見ていたい。
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あと、全員分のオリジナルEDをちゃんと出してくれたのは最高でした。ほんとうに全部よかったのでこれが好き! みたいのはないですが、ティアの「ドレス・ハート・ルージュ」の歌詞、「そして A little "tear"」で名前と掛けてるのがオシャレで気に入りました。あとは、あのキャラであんな繊細な曲を歌うモニカとか、ラブソングみたいになってるエルナの曲も好きです(結局全部好き)。
《灯》の掛け合いはもうずっと見ていられる。どれだけやっても飽きない。ということで、3期待ってます。
『白聖女と黒牧師』
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Twitter(現X)に大量のセシリアアイコンが現れたクールでした。
個人的にはこのアニメは萌えアニメの一つの到達点だと勝手に思ってる。
きらら系の百合萌えとは違う、異性との一対一の萌え系。
ゆるゆりから始まってNEW GAME!、ガヴドロ、恋アスなどを作り続け”萌え”への造詣を深めてきた動画工房が送る「セシリア」という聖ヒロイン。……正直このアニメはいかにセシリアに萌えられるかの勝負なので、一話見て可愛いと思えなかったら切っていいです。特に山場やストーリーもなくあのノリが永遠続くので。(や、ストーリーらしきものはあったけど……”らしきもの”止まりだった)
ぼくは小学生時代、友人たちが外で遊んでいる間にPSvitaのニコニコ動画できららアニメを見ていたオタクなので、ニチャニチャ笑顔で幸福に包まれながら最終回まで完走することができました。セシリアありがとう……。(感極まると謎の感謝をするオタク)
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『わたしの幸せな結婚』
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異能要素いらない。
小説、実写映画、アニメすべて見た上で、断言します。異能要素いらない。
前半こそ良質な大正浪漫恋愛劇なんですけど、後半から異能バトルファンタジーになります。小説1巻を読んでいて、清霞と美世の上質なラブストーリーに胸を躍らせていたら急にキャラが異能で家を燃やし始めて呆気に取られた。
それでも本当に恋愛面は優れている。清霞はチョロいのでわりと最初から好感度高めなんですけど、斎森の家のせいで自己肯定感が地を這っていた美世が清霞との生活の中で徐々に前を向き自信を取り戻していく過程はとても丁寧に描かれていてよかった。着物とか組紐とか贈り物を贈り合うのいいよね。
女作者に特有の女々しいキャラ(『はいからさんが通る』の蘭丸みたいな玉無しアンポンタン)もいなくて、男はカッコイイし女はかわいいので気持ちよく見れました。異能さえなければ。
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清霞の姉や部下、美世の祖父など、好感の持てるサブキャラが多いのもよかったです。
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終わり方が綺麗すぎてアニメというより一本の映画を見ているみたいな感覚になりました。要するに1クールのアニメとしての完成度が高い。最近は決まってもいない二期を前提にしていたり、原作の販促としての形だけのアニメ化が多い中で、こういう作品があるのは嬉しいですね。
あとOPの映像が綺麗で好きでした。アニメ制作のことはよく分からないけど、撮影処理? が優秀なんですかね。良い。
余談になりますが、実写映画は出来がよくておすすめです。アニメと同じ範囲の話なんですがいろいろアレンジが加えられていたり、映画ならではのド迫力異能バトルが見れて楽しいです。清霞の俳優の肌が浅黒くて原作の色白なイメージと違うところ以外は文句なしの映画でした。興味があれば是非。
『AIの遺電子』
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このアニメは、もっと評価されてもいいと思う。世界観的にはゲーム『Detroit Become Human』の、その先の話のようなもので、人間となんら変わらないヒューマノイドが社会的に認められた未来の世界で起こる様々なトラブルをオムニバス形式で描いた作品。本筋は何も進まないからそこはどうでもよくて、面白いのは、「人間とヒューマノイド」という二項にとどまらず、量産型産業AIや(単に)ロボット、といった多様な対比軸が用意されているところ。この点が他のアンドロイド作品とは異なっていて楽しめた。
ただ、流行らなかった理由も明確で、この作品は端的に言って地味だった。教訓話をオムニバス形式で描く作品の前例としては『キノの旅』や『魔女の旅々』がすぐに思い浮かぶが、『AIの遺電子』はこれらの作品とは異なり、描かれるトラブルに対して明確な回答を用意しない、すなわち問題提起に留まるというところに特徴がある。だから脳死で見てると「結局何が伝えたかったんだよ!」となることがままある。押しつけがましさがない分、作品を視聴しながら自分の中に一つの回答を作っていく作業が必要となり、軽く見るのには不向きに感じた(話が重いとか難しいとか言う意味ではない)。
でもめちゃくちゃ面白いから見てほしい! お気に入りは9話です。正義とか悪とかそういう問答好き。
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あと一部の人には”萌え”として人気なリサ、好き。最初こそヒューマノイド特有のヤギみたいな目が変でかわいいと思えなかったけど、慣れたらいける。別にナース属性は好きでも嫌いでもないけど、なんだかんだでちゃんとヒロインしてるリサが魅力的です。
概して満足感の高い作品でした。ありがとう。
『好きな子がめがねを忘れた』
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ぼくのTL、三重さんいじりばっかだった。まあでもしょうがないと思う。だって作中でも明らかに”そういう”扱いだったし。
「三重さんって、めがね掛けててもけっこうゆっくりなんだね」
東くんのこの台詞はかなりアウト寄りだと思う。
でもだからこそ、最終回で三重さんがめがねを忘れてくる時にからかっていた伊勢くん(=Twitterにいる性根の腐ったオタク)を「小村くんの真逆」とはっきり否定したシーンで号泣した。
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そんな、ヒロインが全編通してめがねを忘れてくるイカれたアニメの内容がどうだったかというと、めちゃくちゃ出来のいい青春ラブコメだった。
なに真正面から中学生の恋愛を描いてくれてんだよ。三重さんが小村くんを好きになる過程とかすごく丁寧だったし、余計な当て馬キャラとかも出てこない(東くんはむしろアシスト役としてよくやってくれた!)し、ダメ押しとばかりに最終回で「実は幼い頃にフラグ立ててました」を入れてくるのは反則だよ。
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それでもぼくは声を大にして言いたい。染谷さんをヒロインにしてくれ!!!!!!
『無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』
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まあ面白かったんだけど、周りが絶賛するほどノれはしなかった。ぼくは無職のヒロインだとロキシー>エリス>シルフィの順番で好きなので、二期1クール目は一番どうでもいいヒロインの恋愛と主人公のどうでもいいED話に付き合わされるハメになってしまった。他のいろんなシーンはそれでも面白かったから、無職転生という作品の地力を見せつけられたなって感じでした(適当)。
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ナナホシのふとももや獣人二人の失禁はえろかったし。別に文句はない。
プルセナ好き。裸に剝いて汗だくおもらしえっちしたい。
『アンデッドガール・マーダーファルス』
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安定して面白いミステリィでしたね。生首と鬼の掛け合いが面白いから、推理モノで退屈になりがちな事件捜査パートが苦にならない。
なんか思ったよりがっつりバトルしてて最初は驚いたけど、ああいうわちゃわちゃした感じも好き。
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ホームズとかルパンとかジャック・ザ・リッパーとか実在(架空)の人気キャラの名前もふんだんに取り入れて豪華推理バトル(物理)って感じの作品だった。演出も一々オシャレで引き込まれるし見ていて飽きない。間違いなく2023夏アニメ王者の一角です。
『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』
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今期でいっとう好きでした。だいたい全部好きだから何を話せばいいかわかんない。とりあえずキャラ一人一人の感想言っていく。
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最初Cアノンとか呼んでてごめん。最初浮いてると思った立石凜さんの演技も回を追うごとに癖になってくる、というかむしろ愛音の「軽くて適当」な性格に合いすぎててすごい。そして適当そうに見えて人一倍他者をよく見ていて、人一倍他者への気配りができて、伝えたいことはしっかりと言葉にできる力を持った、エネルギーの塊みたいな子でした。だからこそ5話の披瀝や9話でそよにいらない子扱いされた時の落ち込んだ様子は心にキたし、愛音という人間の深部に近づけている気がして興奮した(?)。
MyGOのメンバーが迷子のままでも一つ所に居続けられたのは、間違いなく愛音の頑張りのおかげだ。
家でメガネかけてる愛音すき。お前そっちのがかわいいよ。
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三話の「人間になれない」という独白に一瞬で持ってかれた。というかこのアニメはキャラの独白が全部”効く”んですよね。本質的には孤独な人間の、迷子の心を文章にするのが巧すぎる。
明らかに三重さんと同じジャンルの人間なのが愛おしい。そりゃ立希もあんなんになるわ。
そしてそんな孤独な人間にとって唯一の「居場所」だったCRYCHICがあんな意味も分からず崩壊したらそりゃ死にたくなるし、そんな自分にバンドを再開するきっかけをくれた愛音はヒーローに見えるし、いつのまにか新たな居場所になってたメンバーのために朗読会も開くわ。燈の行動が一番説得力があるんですよね。人間は居場所と自己表現のためだったらなんでもできる生き物だから。
それでやっぱりだからこそ、「バンドなんてやりたくなかった……」という発言は、一番言いたくないはずなのに、言う他なかった言葉という感があり……。なんならMyGOメンバーでいちばん迷ってなかった(燈は一貫して自分の「居場所」で「人間になりた」かった)子なだけに……。
愛音が繋ぎとめていたメンバーを再集結させた燈の雄姿が目に焼き付いて離れない。
日常生活のストレスで心がボロボロなので、ぼくにもペンギンの絆創膏をください。
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口ベタすぎんだよお前!!!
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ほんとうに誰よりも誰よりもCRYCHICが居場所だった子。だからこそ他人を利用してでも元の居場所を取り戻そうとしたんだけど、それでもそよは自分の居場所のためと言い切れるほど傲慢にはなりきれなかったから、みんなのためだと言ってしまった。それがそよの最初の迷い。そこから決定的に迷ってしまった。戸惑いながら歩くめいろの中で、離れていくCRYCHICメンバーと、それでも残って、迷い続ける自分を肯定してくれた燈に希望を見出して……。
これほど「MyGO」が似合う女がいるか? そよに寄り添ってこのアニメ見たら多分病んじゃうよ。だってこの子だけは最初からずっとずっと落ちてて、ようやく迷うことを迷わないことに自信を持てるようになるまで10話もかかったんだから。
CRYCHICから寝取ってからはとにかくギャップがかわいかった。ツンツンしながらもバンドにめちゃくちゃ積極的なの最高だ。
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あとここ、あれだけひどい扱いされた相手にこんな言葉掛けられる愛音が天使すぎる。こんなん言われたら一発で惚れる。
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MyGOが楽奈にとっての新しい居場所になることを願っています。
楽奈に「バンドしよ、バンドしよ」って誘われたい。えっちすぎるだろ。
MyGOメンバーで一番のお気に入り!
以下、阿部むじか。
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正直、バンドとしてはAve Mujicaの方が一億倍好きなのでアニメ頑張ってほしい。成功しなかったら豊川祥子(とよかわしょうこ)さんがあまりに報われないし。忘却を恐れないオブリビオニスが本当にすべてを忘れてしまうのかどうなのか、その先をどうか、素晴らしいアニメで見せてくれ! という気持ちでいっぱいだ。マジで頼む。
(……良い。)
総じて本当に素晴らしいアニメでした!! こんなに素敵な作品をこの世に届けてくれてありがとう!
【2クールアニメとか延期アニメとか】
なんか途中で放送しなくなったアニメとかあるんでそれの感想も一応置いておきます。
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』
なに延期しとんねん。1話2話の名作感を返してくれよ。
個人的には3話までは全部クオリティ高かったと思う。というか、3話みたいな内容を24分で描けたら苦労しねぇよ! ってくらい良かったんだけど、CAからまあまあ良質なアニメって感じになって、その後なんか延期した。6話とかところどころ崩れてて心配になったわ。
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キャラとしては、いくらでも下ネタにできそうなファミリーネームしてるベアが好きでした。まあ外見の話で、中身を好きになるほど出番ないけど。2話しか出てないけど。
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無垢で素直なドイツ人巨乳美少女、隙がない。
あと、ベアが(21)、アキラとケンチョが(23)なのに対して、一人だけ(26)とちょっと離れてるおばさんが可哀想でかわいい。その年であの言葉遣いはちょっと……。
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『Helck』
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小松未可子のツッコミが心地いい。以上。(2クール目で面白くなることを祈っています。)
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』
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初見だったんですけど、さすがは王道少年漫画だなって感じで普通に楽しめました。どのくらいハマったかというと、「るろうに剣心 最強キャラランキング」で検索するくらいにはハマった。知らないキャラばっかりだったけど。
ただ、シンプルに面白いせいで語ることがない。強いて言えば、弥彦がこれから強くなるって聞いたからそれが楽しみです(アニメ範囲ではなさそうだけど)。今のところあいつホンマいらんから。
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『ダークギャザリング』
正直2クール目からようやく本調子って感じで、1クール目は全体が導入みたいなもんだから何とも言えないけど、毎週楽しんで視聴してたのは確か。ホラー要素はちゃんと怖いし、キャラはみんなかわいいし、満点です。
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なにより、夜宵ちゃんが”最高”なんですよね。ぶかぶかな服と靴、ぷにぷになおてて、くりくりなおめめ。螢太郎に対して微妙にツンデレ気味な態度。ここ数年のアニメキャラの中で彼女がぶっちぎりで刺さりました。
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あと、この八王子城址の女の子もめちゃくちゃタイプ。結婚してください。
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最怖回は7話。Sトンネルの霊コワすぎ。以上。
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さいごに
なんか毎クール毎クール不作だなんだって話題になる昨今のアニメ業界だけど、やっぱこうして感想書いてても全然そんなことはないなと思う。毎クール楽しいアニメをありがとう。秋アニメもぶーぶー文句言いつつも楽しんで見てます。
切ったアニメ:『うちの会社の小さい先輩の話』2話、『デキる猫は今日も憂鬱』1話