世界のユニコーン時価総額&資金調達番付を分析、中国AI企業が急進!

<要約>

ユニコーン番付では、米国から中国企業へ出資加速
AI関連が125億ドル調達、うち中国AI企業が半数
国内ユニコーンでもAI企業の資金調達が増加している


ユニコーン番付では、米国から中国企業へ出資加速

CBInsightsの時価総額調査では、「eコマース・マーケットプレイス産業」が上位を締め、そのあとにソフトウェア、FINTECHが続く。過去、UBERやAIRBnBなどのC2Cマーケットプレイスが急進していたが、中国のスマホ市場の拡大を受け、米国の出資によりC2Cアプリの中国クローンが急進している印象。

TOP10は以下の通り

10位 Pinterest(ピンタレスト) 123億ドル 米国
9位 Lu.com(?金所) 185億ドル 中国
7位 WeWork(ウィーワーク) 200億ドル 米国
7位 Palantir Technologies(パランティア・テクノロジーズ) 200億ドル 米国
6位 Space X(スペースX) 212億ドル 米国
5位 Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー) 293億ドル 米国
4位 China Internet Plus Holding(中国互連網/チャイナ・インターネット・プラス・ホールディングス) 300億ドル 中国
3位 Xiaomi(小米科技/シャオミ) 460億ドル 中国
2位 Didi Chuxing(滴滴出行/ディディチューシン) 500億ドル 中国
1位 Uber(ウーバー)  680億ドル 米国

Crunchbaseによる世界の資金調達番付でも上位5社のうち4社が中国IT企業となっている。


AI関連が125億ドル調達、うち中国AI企業が半数

同じくCBInsightsの調査で、AI関連企業が総額125億ドルを調達しており、そのうち5割は、中国AIベンチャーとなっており、今後、中国市場のEC,マーケットプレース領域で、AIを活用し売上を増加させた企業が大型上場を果たすケースも増えてくると思われる。

中でも、画像関連のAIが注目されており、個人的には、美顏アプリの「美図」が非常に気になっている。アプリを使用してみたところ非常によくできおり、AIが革新の起爆剤になっていることが実感できる。


国内ユニコーンでもAI企業の資金調達が増加している

デトロイトトーマツの「Fast50」によると、ソフトウェアとメディアで全体7割をしめ、受賞企業の4割を占める19社がAIを導入してると報じている。

日本経済新聞社が実施した「NEXTユニコーン調査」でも、プリファード・ネットワークスが、AIの一種である深層学習でトヨタ自動車から約105億円を調達、クラウド会計のフリーもAI活用を唄っている。

entrepediaの資金調達状況の調査によると、「製薬/創薬」で 146 億円、「HealthTech」145 億円、「人工知能」139 億円、「ソフトウェア/システム」114 億円、「FinTech」105 億円となっている。

過去の調査では、シェリングエコノミーを軸としたマーケットプレースサービスが伸びていることは分かっていたが、今回の調査で、その後のトレンドとしては、中国企業が躍進していること、その中でもAIを軸とした革新的なサービスが資金を集めていることがポイントとなることが分かった。

過去の調査は、いかにまとめています。




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