【水曜ロウドクショー】顎十郎捕物帳『紙凧』/久生十蘭作  読み手七味春五郎  発行元丸竹書房 オーディオブック

第六話は、千両箱泥棒。川中で、証拠も残さずにすり替えられた千両箱。船の衝突を利用して、小判がふる釘にかわっていたが、とてもすり替える時間はない。ひょろ松は、酒をえさに、顎十郎の出馬を請うが


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■登場人物
仙波阿古十郎……顎が異様に長い。北番所の、例繰方。
森川庄兵衛……叔父。吟味方筆頭市中取締方。北番所所属
ひょろりの松五郎……神田の御用聞き
花世……庄兵衛の一人娘。阿古十郎を顎さんと呼べるただ一人の人。
藤波友衛……南番所の並同心
三平……松平の中間
立馬左内……金座のお蔵方
芳太郎……左内の息子
石井宇蔵……お金蔵方の凧づくり名人


■用語集
鞴祭……フイゴマツリ・多くは、十一月八日に行われる。鞴を清めて行う。蹈鞴祭り。
流連荒亡……遊興や酒食にふけり、放蕩を極めること
とば口……入り口、戸口
恐悦……非常に喜ぶこと
庶務……種々雑多な事務
貫目……目方
大供……大人のこと
公事……クジ・訴訟
極内……ゴクナイ・きわめて内密。極秘
割符……ワップ・遠方との金銭取引のための証紙。為替の元
座人……金座、銀座の世襲役人
権高……気位が高く、高慢なこと
感佩……カンパイ・心から感謝して忘れないこと
釈義……シャクギ・文章・語句、教えなどを説明すること
雁木……ガンギ・階段、あるいはそれに似た形状をもつ構造物
堋……アズチ・的山
蟠屈……バンクツ・まがりくねること
無聊……ブリョウ・退屈なこと。
気宇……キウ・心の持ち方。気構え
高覧……コウラン・相手を敬って、その人が見ることを云う語
銀泥……ギンデイ・銀粉を膠で溶いた顔料
極印……キワメイン・鑑定の印



■この動画の目次
0:00 新酒
11:13 金座
26:08 二番原
36:15 小火
49:15 烏と鳶
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