AIを使う時、試しに使ってみる為のボタンがいくつかある。その中で「びっくりさせください」というセリフが書いてあるボタンがあったので試しに押してみた。
ほほ~、なるほど。それならボクも対抗してみようか。
他にもびっくりする話がないか振ってみた。
あー、うん。SFではよくある設定だよね。ボクが好きなSF小説家 グレッグ・イーガン著「順列都市」はまさにそんな感じの物語だった。
主人公ポール・ダラムは資産家向けのあるプログラムを構築してほしいと依頼された。その内容は「将来、知的生命体に進化し得るタンパク質を開発してほしい」というもの。もちろん、コンピューター上におけるタンパク質を模倣するという意味。
資産家は自分のコピーをコンピューター上に作り、そのコンピューター上で生き長らえたいという意図だった気がする。大分、昔に読んだから記憶があいまいだけど。
ポール・ダラムは、プログラマーであるマリア・デルカという女性と手を組み、このプロジェクトを進めた。ポールはそのコンピューター上の仮想世界に、マリアのコピーを勝手に作った。ポールも自身のコピーを仮想世界に作って、自分の腹をかっ割いて自殺した。その死体は赤ん坊のようにまるまっていたという。仮想世界のポールとマリアは、新しい宇宙をシュミレートする為のコンピュータを仮想世界の中で構築し、その宇宙を「発進」させた。やがて、その宇宙に浮かぶある天体で知的生命体が生まれ、ポールがその生命体にそっとコンタクトをとると「アナタハカミサマデスカ?」と問われた。
まあ、この話はおいといて、ボクはAIを更にびっくりさせようと思った。
更に、他にもびっくりする話がないか振ってみた。
なるほど。観測問題ね~。それじゃ、こんなのはどう?
まあ、そんな感じでAIをからかってみた。
信じるか信じないかはアナタ次第。
最後に順列都市についてAIに感想を聞いてみた。
ポールが「神になりたい」と思ったかどうかは覚えてない。このプロジェクトをやった動機は多分、物語中に語られてるとは思うけど。
何はともあれ、AIをびっくりさせる事はそれなりに面白かった。
そうそう、最後に思い出したことがある。
バーバラ・アン・ブレナンが教えてくれた言葉だ。
I'm God. You're God.