告知
転院先の候補は沢山あった。
おすすめの転院先は早くても1ヶ月後。そんなに待てない。しかもそこは人気で駐車場もいつも満車になるくらいだ。
要精密検査なんて言われて待っていられるほど私のメンタルは強くない
どこでもいいから1番早く見てもらえる所でお願いします!と懇願
今の所へ受診してすぐに針検診
自分ではよく見えないけどしこりの部分に針を刺して細胞を調べるのだそう
針検診は痛くて胸がびっくりするほど腫れた。
元々大きい方だけど右だけ2カップくらい大きくなった。
後にも先にも胸の痛みはこれがMAXだと思ってる
1週間後2019年5月23日検査の結果が出た。
入るなり乳がんと書かれた書類が目に入る
「検査の結果しこりは悪性でした。乳がんです」
もしかしてとは思ったけど、まさか自分が乳がんになるなんて思ってもみなかった
頭は真っ白になったが不思議と涙は出なかった。
この時点でわかったのは
浸潤性乳がん
ホルモン陽性
ki-67 72%
ルミナールB
ステージⅡB
ということだった。
ああ。私死ぬんだな。そればかりが頭を巡ってなんだかわからなくなっていた。
ただこれを聞いたのが私の1人で良かった
家族と一緒だったらきっとショックを受けるなと
告知後からMRIやPET検査。
会計でびっくりするほど諭吉が飛ぶ。
病院の帰り道車を運転しながら思ったのが
外の風景がいつもと一緒なのに何故かキラキラして見えた。
ああ。私はこの景色を後何年見られるんだろう
子供が成人するまで見届けられるのだろうか
これから生きるための作戦を立てることにした。
翌日職場にがんサバイバーがいるので相談して限度額申請をすぐに手続きした