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羽織紐の洗い方

 以前、新宿の花園神社に行ったら、たまたまその日、骨董市をやっていた。そこでカッコいい羽織紐を2セット買ったのだが、中古品ということもあり、「自分で洗ってみたいなあ」とずっと思っていた。
 そして先日、遂に挑戦してうまくいったので、備忘録を書いてみようと思う。僕は男性用の羽織紐を洗ったが、女性用のものも同じ様に洗えるのではないかと思う。

<洗ったもの>
・羽織紐2セット

<用意したもの>
・ビニール手袋
・マスク
・ベンジン(ドラッグストアやホームセンターにある)……羽織紐2セットで200 ~300 ml使った
・ジップロック(あるいはそれに似た、密閉できる使い捨ての袋)……1枚を使いまわした
・キッチンペーパー……6枚
・洗濯ピンチハンガー(靴下や小物を干す時のアレ)……小さいものでOK

<準備>
①羽織紐の金具を全て外し、後で付け直せるように分けて置いておく
②ベランダの近く(=換気の出来る場所)に上記のものを用意する
③ビニール手袋を両手につけ、マスクで口元を覆う

<洗う手順>
①ジップロックに1セット分の羽織紐を入れる
②そのジップロックに羽織紐がひたひたに浸かる量のベンジンを入れる
③空気を入れながら密閉したジップロックを2分間ほど軽く振って、羽織紐の汚れをベンジンに移す
④羽織紐を取り出し、キッチンペーパーで少し抑えてベンジンを吸わせる
⑤1本ずつキッチンペーパーにくるんだ羽織紐を、洗濯ピンチハンガーに吊るし、風通しの良い場所で干す
⑥もう1セット分、同じことを繰り返す
⑦乾いたら金具を付け直す

以上です。

<関連メモ>
・YouTubeのとある動画では、清潔な蓋つきビンに入れて洗う、とのことだったが、僕の家にぴったりのビンが無かったので、他の方のブログを参考に、ジップロックを使った。だから蓋つきビンでもOK。
・ベンジンは危険な薬品なので、手袋、マスク、あとできれば保護眼鏡を使用する。直接触ったり吸ったりしてはいけない。
・ベンジンを使うときは必ず換気をする

<最後に>
初めて、和服の小物の手入れを自分でやってみたが、ベンジンって凄いと思った。房飾りがふっさふさに生まれ変わり(駄洒落になってしまった)、紐の色も鮮やかになった。

何より、新しいことを成し遂げたことで、もう一段階、大人になれた気がして嬉しい。

特に、男性用の和服についてはインターネットでも情報が少ないので、少しでもご参考にして頂ければ幸いである。

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