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チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン3LAKES62km【レース編②】

前回レポはSTARTから40kmまで。

今回は40km〜FINISHまでいきます!

【40km〜60km】
1時間33分15秒 TOTAL4時間14分46秒

47、48km辺りから疲労が一気にきた
※ラップ10

スライド区間を終え西湖に入ると前後のランナーはもちろん、スタッフもほとんど見かけなくなった。
西湖には過去に二度西湖ロードレースで訪れたことがあったが、記憶のとおり湖畔をグネグネ進むコース。
フルの通過は手元で2時間50分30秒くらい、もう脚にほとんど余裕は無くなってきた。
それでも失速とまではいかず、手元のペースも4:05/kmくらいで刻めている。

いよいよ厳しくなってきたのは西湖に別れを告げ河口湖に向かう下り坂。
手持ちの水分も底をついたし、ここで初めてエイドに立ち寄った。多分48kmくらいだと思う。
バケツで水をかぶってコーラがぶ飲み、梅干しを頬張ってエイドをあとに。
数分の休憩ながら気持ち的にだいぶ取り戻せた。
下り坂を終えれば河口湖が待ってる。

ゴール後に会場から撮ったもの

河口湖に入り道の駅かつやまの辺りで50km通過。元々ラスト12kmを1時間でいければ良いなと思っていたので、ペース的にはキロ5分で良いけど、手元は4:30/km辺りを刻めている。
不思議なものでここまでの距離になってくるともう終盤なのか、っていう何だか寂しい気持ちが湧いてくる。笑
こんなにツラいのに。

53、55km辺りのエイドでも水分補給と水かぶりに立ち寄り。
さぁいよいよここからはラスボス(5km以上続く上り坂)が待ってる。
もう言うことを聞かない体を、雲1つない見事な富士山が励ましてくれた。(そんな気がした)
そんな富士山に向かって走るのは最高だった。

最後の最後にこの坂を乗り越えるのはまさに人生そのものだな、と思った。
途中すれ違ってきたランナーを見ては、走ってる人は美しいと感じた。それは速い遅いの世界ではなく、それぞれのランナーがきっとそれぞれの想いを胸に歩を進めているのが伝わってきたから。
なぜウルトラマラソンに人々が魅了され、一定の人気があるのか(62kmだけど)実際に走ってみてよく分かった。
良い時もあれば悪い時もあって、都度沸き起こってくる感情含め色んな波を繰り返しながらゴールを目指す。立ち止まることさえしなければゴールは確実に近づいてくる。
まさに人生の縮図だと思った。

歩くつもりも歩きたくもなかったけど、いよいよ歩いてしまった。前も後ろも居ないから順位は決まっているし、タイムも人と比べるものでもない。それでも何だか悔しくて、50歩走って50歩歩いてを繰り返した。
よろよろになりながらも何とか坂を登りきってラスト1kmの表示が見えた。

【60km〜FINISH】
9分49秒 TOTAL4時間24分33秒 Ave4:15/km

正式タイム4時間24分33秒でゴール

ラスト1kmは下り坂。もう下半身は崩壊。
ゴールが見えてきて会場アナウンスで自分の名前を読み上げる声が聞こえた!
最後は空を見上げるようにしてゴール、あぁ、ようやく終わった。
走りながら順位分かってたけど総合4位入賞。

【ゴール後】

スタッフの方に撮ってもらいました
本当は立っているのも精一杯
Garminデータ
心拍と高低差
表彰式

序盤に脚を痛めてしまった影響もあってあまり良い走りは出来なかったけど、キツい時もネガティブな感情に支配されずに走れたことが良かった。
それとウルトラマラソンっていう世界を知れたのも良かった。全てが初めてだから新鮮で仕方なかったし、終わってみればとにかく楽しかった。あんなにひたすら自分と向き合ったのは初めてかも。
来年も出たいと強く思う!同じ62kmで!笑

初めてのウルトラマラソンが富士五湖で良かった。

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