フロッピーに記録するカメラ。Sony Digital Mavica
どんなカメラ?
デジカメが完全に普及する直前までフロッピーディスク記録のデジタルカメラが有りました。
私が所有しているMavicaはMVC-FD7というモデル。レンズが大きめの二世代目のモデルです。10倍ズームが付いていて意外と寄れる優秀な子だったようです。雰囲気はカメラというよりビデオカメラに静止画記録機能しか無い感じです。
ソニーのビデオカメラおなじみのインフォリチウム電池使用なので電池持ちはかなりいい感じです。
容量は1.44MBしかないので40枚程度の記録くらいしか撮れません。使い所は難しい。FDを使った経験のある方なら察しがつくでしょうが書き込みに数秒掛かるのでテンポは最悪。速写性を楽しむカメラでは有りません。
レンズも1.8と明るめになっていて暗い場所でも基本的には撮れます。ストロボも内蔵で真っ暗でもOK。少し測光がおバカかもしれないです。
なんというかUIも少し懐かしい感じ。
OPENのバーを動かすとカバーが開いてフロッピーディスクが出し入れできます。
ボディの大きさの原因はほとんどフロッピーの大きさのせいって感じです。
USBが普及するまではPCカードなどと並行してFDは極めて一般的なメディアだったようですね。私がパソコンなどに触れるようになったときはもう既にUSBメモリだけだったので新鮮な経験の一つになっています。
現行のPCでも基本的にはフロッピーディスクは問題なく読むことが出来ます。WindowsだとAドライブにマウントされますよね。「HDDのCドライブの謎」といった感じでよく話題に出るもの。
たまに読み込まないディスクがあったりしますがフォーマットを繰り返していれば大抵は使えます。
写り
形容はし難い感じです。レンズの解像度も写りも良さ加減も全く良くわからない感じ。エモさを楽しむのは十分な感じです、ポラロイドのような感じ。
まとめ
好きな人以外にはおすすめしにくいカメラですが、基本的には数千円で見つかる安いカメラなので試してみる程度の気持ちでも面白いと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?