S Katoh

景色や虫の写真を撮っています。

S Katoh

景色や虫の写真を撮っています。

マガジン

  • 使うカメラたち。

    私の著作の中から古いカメラから新しいカメラまで、特徴やロマン、背景を添えて紹介している記事をまとめました。

  • 昆虫採集

    昆虫採集・観察に関する記事をまとめています。

  • 写真集

    写真集のプレビュー版をまとめています。

最近の記事

Hasselblad用のチェキバック、NONS Instant Backを使ってみる。ラッキージャンク注意。

ハッセルブラッドのインスタント化はここ10年弱多くの方がチャレンジしてきた。ピール・ア・パート型のインスタントフィルムFP-100Cが生産終了してから一部の人間は非常に困ったであろう。 インスタントカメラのボディを改造して自作している方や, プリントス(タカラトミー)のように電池の不要な機構を再利用している方も多かった。 完全オリジナルの機構で作っているところもあったが、元の機構の制約からピント位置の調整のためにファインダーにスペーサーが必要なものだったり、根本的にピント

    • 秋の西表島2024 マルバネや色々

      また、この時期がやってきた。 ヤエヤママルバネクワガタのシーズンである。僕らは今年で2回目。昨年の反省をもとに、60upの採集を目指して。 以前から噂されていたことだが、来年の3月から西表島を取り巻く環境はすこし変わる。 詳しくは 1日目いつものように、成田空港におりたつ。前泊して多少休んでから早朝便で石垣空港を目指す。 数時間経ったのち…… 移動にかなり疲れてしまったので、少し休んだ後、昨年何度か行った場所に赴く。 西表らしい生き物たちによく出会える。天気の塩梅

      • 無計画九州縦断2024

        奄美旅行の続き。 はじめに 九州はごく小さな頃に長崎のハウステンボスに行った事があるだけで他は上陸していなかった。 沖縄はちまちま行っているが九州本島は全く行っていないなと、ある種のコンプレックスに思っていた。 奄美大島に昆虫採集に行っていた帰り、試しに船で帰ってみたのでそのまま鹿児島中央より九州縦断をしてみようと決意しもいた。 基本的に普段行き先だけは決め、現地ではかなり適当に過ごすことが多い。観光地は時間が食われるので地元の景色を眺めているだけでも楽しいぞというや

        • はじめての奄美大島にて生き物の観察

          奄美大島にて、生き物の観察する機会を得た。 まったく勝手のわからない島だったので、終始案内してもらうことに。 飛行機から美しいサンゴ礁が見える。 奄美大島は思っているより大きな島だった。コンビニや大きな商店が多く短距離移動での生活面では不便しないが、南北に長いためうまく行動しないと苦労する印象。行ったことはないが沖縄本島もこんな感じだろう。 今回のメインはクワガタ目当てであったが、奄美自体全てが初見のため、なんでもうれしい。7月に入っていたのでひどく熱く、道路を歩くだけ

        Hasselblad用のチェキバック、NONS Instant Backを使ってみる。ラッキージャンク注意。

        マガジン

        • 使うカメラたち。
          26本
        • 昆虫採集
          7本
        • 写真集
          3本

        記事

          ベニボシカミキリを見に行った。@西表島

          初夏の八重山にはベニボシカミキリというカミキリムシが発生する。 奄美のフェリエベニボシカミキリと合わせ非常に有名な大きめのカミキリムシだ。(フェリエは採集禁止、石垣島は条例で採集禁止) ルリボシカミキリが本土にいるので、似た雰囲気の虫を知っている方は多いと思う。簡単に言ってしまえば、ルリボシの色違い。 個人的には昨年まで図鑑でしか見たことがない虫だったので、憧れの気持ちが限界突破していた。 さて、西表に着弾。ここに来るだけで僕は疲れてしまう。 恒例のゲンキクール!八重

          ベニボシカミキリを見に行った。@西表島

          利島で町並みと生き物の観察。

          東京都利島村。大島の南にある小さい島ですが知っている人は少ないと思います。 東京からも比較的近く、なかなか魅力的な島です。 昨年二度目の訪問をしたのでまとめておきます。 急坂を登っていくと集落があり、農協や宿、学校、民家がひしめいています。逆にこのエリアを外れるとほとんどが山。

          利島で町並みと生き物の観察。

          タガメを見に行った。と思わぬ収穫。

          2023年の晩夏。長年の夢を叶えに行った。タガメの観察である。 タガメ、昔は地元でも見られたらしいが、それも40年前くらいの話。 近年タガメも限られた環境でしか観察できなくなっているが、比較的アクセスの良い地域で観察できそうだったので赴いた。 とはいえ家からは140kmくらいの工程。原付きだとつらいー。 昼前に家を出て、夕方くらいには到着。 広大な田園が広がっており、このあたりだろうという場所をウロウロとしてみる。 しかし、本命のタガメはどういうところに居るのかよくわ

          タガメを見に行った。と思わぬ収穫。

          ダイコクコガネを見に行った。

          2023年の秋。すでに晩秋の様相。 ダイコクコガネというめちゃ大きい(国内比)糞虫を見に行きたくなった。 牧場のニセカブト。 図鑑でしか見たことがない虫なので、いまいちどういう場所に居るのか分からなかったが、行動圏内で観察できそうな場所を教えてもらったので赴くこととした。 元来は日本全国まんべんなく居り、小規模なファーム、野生動物の糞でも生育していたらしい(諸説あり)が、現在は基本的に牧場の周辺がメインの生息域。 牛の糞などを餌に過ごしている。 現在、駆虫薬を投与してい

          ダイコクコガネを見に行った。

          Nikon New FM2 カメラ趣味の故郷

          今回はFM2です。面白いカメラというわけではないですが、Zfの出た今、ある意味時代に沿っているのかと思い。 フィルム時代、学校に教材用として置いている所が多かったらしい。レトロな記号として映るのはそういった背景からか。 学生時代から使っていてまだ持っている方も多く、よく撮影シーンでも見かけます。そういった点では写真教育を受けた方にとっては故郷のようなカメラだろう。 1984年頃の個体。newになってすぐのやつで、縦走りチタンシャッターのハニカムが残っているやつ。のちにア

          Nikon New FM2 カメラ趣味の故郷

          マルバネクワガタを見に行った。ヤマネコ島にて。2023

          秋の中頃。南の島での初体験。 これは採集記。ヤエマルに会いに行った秋。 一部構成上の編集がございます。 1日目八重山にはじめて来たのは2023年の春。多少西表島の地理も覚え始めた頃。私は3回目の訪問になる。 石垣島は必ず通る島だし、船と飛行機の時間がピッタリ合うことなんてそんなにないので、多少の観光ができる。 一年の間、ころころと観察できる生き物が変わる八重山の島々。冬の概念がほとんどないのも面白い。本土の生き物たちに慣れているので感覚が合わない。 国内でマルバネク

          マルバネクワガタを見に行った。ヤマネコ島にて。2023

          続・【Super8】フィルムで動画を撮ってみた。

          Super8をはじめて使ってからだいたい3年くらい経ちました。 8mmでの撮影にも少しずつ慣れてきて、作品の中に組み込む要素として考えられるようになってきました。 カブに乗って近所を撮り回ったフッテージ。 写真と違って物体の動きがダイレクトに捉えられるメディアとして重宝しています。 最近は、HIGHLAND SUPER8 LABさんにお世話になっています。圧倒的なクオリティを得られます。 以前撮影したフィルムも現像のみでお願いしました。 家でできる範囲のスキャンでは

          続・【Super8】フィルムで動画を撮ってみた。

          スキャンとプリントが楽しい imacon flextightを使う

          はじめに これはアーカイブ記事です。すでにFlextightは売却済みですので質問等にはお答えできません。あしからず。 メインのスキャナーをFlextightに変えてから少しなれてきたので、日記程度に。。。 暗室に行くのが億劫なのを誤魔化す為に導入した機材ですが、結構実用的です。 なにより色乗りが良い。暗室経験がそこまでないのではっきりとは分かりませんが、どの紙にも似ていない発色をします。開発当時のものに似ているのかな? 最近は殆どの作品をこのスキャナーで作ったデータ

          スキャンとプリントが楽しい imacon flextightを使う

          Flextightを使って、ちょっとだけプロ気分。

          はじめに これはアーカイブ記事です。すでにFlextightは売却済みですので質問等にはお答えできません。あしからず。 仮想ドラムスキャンが出来ることで有名なFlextightを手に入れてみました。 Flextightといえば、ハッセルブラッド銘のついたX5などがよく聞かれる印象ですが、2004年の買収前はimacon社が販売していたシリーズになります。 最近手に入れたFlextight Precision Ⅱはかなり古い機種でもちろんimacon時代の機種です。200

          Flextightを使って、ちょっとだけプロ気分。

          展示のお知らせ2/22-27渋谷ルデコ

          展示のお知らせ2/22-27渋谷ルデコ

          いちばん有名な二眼レフ。Rolleiflex 2.8F Planar を手に入れた。

          二眼レフは人類史上もっとも美しい意匠の一つだと思います。 2つのレンズを携えた可愛い箱。 一眼レフが普及して更には衰退している現代にとっては二眼レフはかなり原始的な仕組みのカメラに映るかと思いますが、そのデザインは今見ても心惹かれるものがあります。(ノスタルジー記号としての意味も含め) 戦後国内含めいろいろなメーカーが二眼レフを作りましたが、圧倒的なベストはその元祖ローライフレックスかなと。 二眼レフは小さい。首から下げても中判カメラとは思えない重量感です。このサイズ

          いちばん有名な二眼レフ。Rolleiflex 2.8F Planar を手に入れた。

          たんぽう 20201223

          2021年11月に販売した写真集のプレビュー版です。 再販の予定がございませんので、こちらに公開しておきます。 12月末、オフシーズン伊豆大島の一日を観る。 日本唯一の砂漠、裏砂漠に人一人もいない景色は見どころです。 プレビュー版につき実際販売したものと異なる写真、レタッチ前の写真等が入ります。

          たんぽう 20201223