タガメを見に行った。と思わぬ収穫。
2023年の晩夏。長年の夢を叶えに行った。タガメの観察である。
タガメ、昔は地元でも見られたらしいが、それも40年前くらいの話。
近年タガメも限られた環境でしか観察できなくなっているが、比較的アクセスの良い地域で観察できそうだったので赴いた。
とはいえ家からは140kmくらいの工程。原付きだとつらいー。
昼前に家を出て、夕方くらいには到着。
広大な田園が広がっており、このあたりだろうという場所をウロウロとしてみる。
しかし、本命のタガメはどういうところに居るのかよくわからない。ガサガサをしてみるものの、タイコウチが少し採れるだけ。何か条件が違うのかも。。
体力面でも少し限界が来ていたので、一眠りすることにした。
4時間くらい寝たあと、もう一度同じエリアに。
時間帯が変わり活動している虫が変わっていた。これなら、探せるかもしれない。
いた!!!!!
幼虫だが、やっと姿を確認できた。比較的浅瀬にいれば目視で探せることにも気づいた。
より小さい幼虫も確認。周囲を根気よく探していると。
いたーーーーーー!!!!!!!
立派な成虫とご対面。ほんとうに来た甲斐があった。タガメはそこそこ夜がふけてからのほうが活動しているみたいだ。
コンビニの駐車場にも歩いていた。最初からここにいてほしかった。。
目的は果たしたので、周りのゴミムシなどを眺めていた。
詳しくないので、見たことない虫や色々と発見できて楽しい。
田んぼっぽい虫はキイロサシガメ。ミイデラゴミムシ擬態なのでこういう地域に多い。
一時間くらい探しているうちに見覚えのあるような、ないような、ゴミムシが歩いているのに気づく。
「あれー、これなんだっけ。。。」
その場でググる。段々と焦る自分が居る。
これがアオヘリアオか!!!!!
確証が持てなかったので知り合い数名にLINEして、アオヘリアオで確定。
アオヘリアオゴミムシは絶滅危惧ⅠA類の美麗アオゴミムシ。
近年一部地域で個体数が戻ってきているとの噂のある。
全く生息域を把握していなかったが、ちょうど今回見ていた地域がちょうど近年の記録と被っていた。
ヘリアオと名がある通り、うっすらとエリトラが光っている。なるほど、これはいい虫だ。そこそこ体格もよく、虫好きのテンションの上がる虫だ。
思わぬ副産物を得て、ウキウキで帰路についたのだった。
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