いい国Nippon(清水勝彦研究室ブログ)
先週土曜に東京に戻る。富良野最終日になった2/13,14は(豪雪で苦しんでいる方には申し訳ないが)待ちかねた大雪、新雪のふかふか加減を十分に味わうことができた。朝のゴンドラは30分近く待ちだったけど。
フラノもニセコ化するのは時間の問題。ゴンドラで話す人はオーストラリアが多いが、アジアはもちろん、ヨーロッパやアメリカも増えてきた。ツアーを組んで北海道だけではなく、安比高原や野沢温泉に行った(行く)と言う人も結構いた。
彼、彼女らが異口同音に言うのは日本の「スキー、温泉、フード」の素晴らしさである。当然また来たいということになり、ますますスキー場は混むし問題も起こす。ただ、ニセコも含め、15年前は存続すら危ぶまれていたスキー場を活性化させたのはそうしたインバウンドのおかげであることも間違いない。
「日本はいい国」と言われて悪い気はしない。ただ、結果として内にこもるということはないだろうか?「わざわざ海外にいかなくても、日本は食事も美味しいし」になっていないか?そう(親が)言っているうちに、夢とか希望とかがどんどん小さくなっていないか?さらに言えば、日本のことを日本人は本当に知っているのだろうか?昔「アメリカ人は田舎者だ」と公言する人がいたが、無知という意味では日本もアメリカ化しつつある気がする。日本の良さを外国人に言われて気づくというのは示唆的である。
ゴンドラが混んだ大きな理由は、シーズンのピークに人気のリフトが故障したことにある。1シーズンで古い4人リフトを8人乗りゴンドラに新装したニセコとの差が目立つ。西武と東急はここまで差がついたのか、なんていっても外国人はもちろん日本人にもあまり伝わりません。