悪い感情が吹き出してくるときの過ごし方
ここ数日、否定的な感情や昔の嫌な思い出が湧いてきている。どうでもいいようなちょっとした嫌なエピソード、腹の立ったこと、言われて傷ついた言葉——記憶にとどめておく必要すらなさそうなことがぽこぽこと湧いてきて、前向きなエネルギーを削いでいる。
理由ははっきりとは分からない。急に寒くなったのでそのせいかもしれないし、引っ越しから落ち着いて疲れた出たのかもしれない。何にせよ、これはよくないことだと思っていた。
しかし、一つの仮説を思いついた。このように悪い感情が吹き出してくるのは、むしろいいことなのではないか、と。
というのも、こういうことがあるからだ。
体に老廃物が溜まってくると、あるとき、一気にそれが放出されることがある。便秘気味だったのが逆にお腹を壊したくらいになり、一日に何回もトイレに行く。すると、そのあとにはお腹だけでなく体中がすっきりして、そこからは気持ちよく過ごせるのだ。
あるいはニキビというのも、肌からの排泄であると言われている。余計な老廃物が内側から出てきて、内部の健康を保つのである。
だとすると、精神にも同じことが起きているのかもしれない。心の奥に沈殿していた負の感情、嫌な思い出、ネガティブなものがいったん表層へ上がってくる。これは、精神における排泄、もしくは整うための準備なのかもしれない。
そういった心の作用があるのかどうか、医学的なことも心理学的なことも知らないが、なんとなくそういう過渡期の現象のように感じている。そうと思えば、負の感情が湧いてくる中でも、その負の感情を穏やかにながめてやり過ごすことができそうである。
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