石橋は、いつまでも叩いているものではなく、いつかは渡るものという話
こんにちは、Shimizu_Tです。
今日は、石橋をいつまで叩いているんだよ、お前は!って話。
慎重に物事を進めることの例えとして「石橋を叩いて渡る。」という諺がある(なんてことをわざわざ説明するまでもないが)。
派生形として、「石橋を叩いているだけで、渡らない。」や「石橋を叩き過ぎて、渡る前に壊れた。」が、辞書に載っているとかいないとか。
今日は、そんな話です。
(ここからは、寸劇風です。登場人物は2人。1人は私=Shimizu_T(以下、S)、もう1人はカウンセラーらしき人(以下、カ))
カ「次の方、どうぞ。」「どうしました?」
S「そろそろリタイアしようと思うんですが・・」
カ「ああ、あの、あれですか。いま流行りの『FIRE』ですか?」「会社勤めを辞めて、マイペースで仕事しつつ、のんびりしたいとか。」
S「まあ、そんなところです。」
カ「で、ある程度の資産は貯めたとか。」
S「まあ、そこそこには。」
カ「だったら、迷うこと無いんじゃないですか。わざわざ、ここへ来なくても、すぐにでも会社を辞めたらどうですか。」
S「心配事が色々ありまして。」
カ「例えば?」
S「投資している米国株が暴落して、資産が無くなってしまうんじゃないかと。今年に入って下落が続いていますし、R国とU国の戦争が拡大してもっと大変なことになったり、世界中が恐慌になったりしないかと心配で。」
カ「なるほど。他には?」
S「会社を辞めたことがないので、もしかしたら辞めると後悔するかもしれないかと心配で。毎月の給料が貰えなくなるのもどうかと。」
カ「はあ・・。まだ他にも?」
S「はい。あとですね・・・。」
カ「も、もういいです。」
S「えっ、まだ2つしか言ってませんよ。」
カ「もう十分ですよ。」
S「どうしてですか。だって、心配なことはなるべく減らしてからFIREしたほうがいいじゃないですか。何が起きるか、わからない時代ですから。もしかしたら、辞めた途端に生活に困るかもしれないし。」
カ「いや、もう十分ですよ。」
S「?」
カ「ある程度の資産を貯めたと言いましたよね。」
S「はい。」
カ「何のために貯めたのですか?」
S「FIREするためです。」
カ「そうですよね。それなら、どうしてすぐにFIREしないのですか?」
S「だから、色々心配なことがあると・・。だから、ここに来たんじゃないですか。なのに、相談に乗ってくれないなんて。」
カ「でも、もう答は出てますよね。あなたは、石橋を叩いているだけで、渡ろうとしない。渡れる状況なのに、自ら渡らないだけ。そんな人の相談にいくら乗っても意味ないですよ。」
S「え〜。」「でも、言われてみればそうですね。」
カ「まあ、一つだけアドバイスするとすれば、『石橋を叩き過ぎると、橋が壊れてしまうかもしれませんよ。叩き過ぎなければ良かったと後悔しないように気を付けて下さい。』くらいですかね。」
S「なるほどね・・・。わかりました。」
寸劇は、ここまで。
ということで、ようやく踏ん切りが付いた私=Shimizu_Tは、いよいよ会社を辞める決意を固めました。
3月末をもって、辞職いたします。
ただし、今年ではなく、来年の3月に。
だって、まだ有給休暇も消化していないし(もったいないでしょ)、いま辞めても海外旅行には行けないし(せっかく辞めるんだからのんびり世界一周したいなあ)、あと1年あればさらに資産を貯めることが出来るし(1年で◯◯◯万円くらいは増やせるかなあ)、・・・。
あっ、寸劇はここまででした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
いつものように、締めくくりはこの言葉で。
「毎日が、心穏やかに過ぎますように」