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とにかく対話を楽しんだRSGT2025

2025年1月7日~10日に東京・御茶ノ水で開催されたRSGT2025Regional Scrum Gathering Tokyo 2025に参加してきました!
感動と興奮が冷めないうちにレポートをしたためておきます。

昨年のふりかえり

そもそも私はRSGTというイベントを全く知らなくて、昨年初めて参加しました。昨年はその圧倒的なパワーに度肝を抜かれつつも、サッカースタジアムに行った時のことを思い出し、エコーチェンバーからの脱却を感じたのでした。

そんなこともあり、今年は「新しい価値観に触れる」ということを自分なりのテーマとして参加してみました。

スポンサーブース出展

今年は会社でも「ぜひこの取り組みを応援したいし、一緒につくりあげたいから、ぜひスポンサードしてみよう!」という話になり、スポンサーブースを出展する運びになりました。

小型のうちわを配布して、「自作の推しうちわをつくって、"推しスピーカー"に掲げてみよう!」ということをやってみました。

私たちはいまのところ特に求人をしているわけでもないし、なにかアジャイル/スクラム関連のサービス(研修など)を外販しているわけでもありません。ですので、あまりぐいぐいと自社のアピールをするわけではなく、一緒に盛り上げたい、盛り上がりに参加したい、ぐらいの感じでした。

普通のイベントでスポンサードというとGive & Takeみたいな感じですが(出展者から見て、出展料をGiveする代わりに会社の宣伝をTakeする)、今回の私たちはRSGTやアジャイル/スクラム界になにかしらをGive・Give・Giveしたい!といった気持ちが強かったです。

そんなゆるっとしたスタイルが良かったのかよく分かりませんが、想像以上にうちわを手に取ってシールをデコってくださる方が多く、いつの間にかスポンサーブースは皆さんが作成したうちわでいっぱいになっていました!

スポンサーブースの様子

写真もたくさん撮らせていただきました。

うちわに関するフィードバック

面白かったのが、うちわに関するフィードバックをいろいろいただけたことです。スポンサーブースでお話した方のフィードバックを簡単に紹介します。

物理的ないいね!って嬉しい!

「いいね!ってふだん物理的にあんまりやんないですよね」、みたいな話になりました。確かに!
SNSで「いいね!」ボタンを押すという電子的な方法で表明することはありますが、自分自身の肉体をもってして「いいね!」するというのはあまり経験がないかもしれません。

そんな中で、こうやって物理的に「いいね!」を掲げてくれると、めちゃくちゃ嬉しいですね!みたいなお話でした。
何もかもが電子化された時代だからこそ、逆にこういった生身の人間を感じられるアナログさが受ける、みたいな話かもしれません。

物理的ないいね!の図

これ、Zoom会議でも掲げたい!

Zoom会議って一人の人が喋っているとなかなか他の人は反応を返しづらいので、カメラをONにしてうちわでさりげなくメッセージを掲げるときに使えそう!という話でした。
なるほど~、そういうカメラの使い方があったか、と思いました。

表を「賛成」、裏を「反対」とかにして会議で使いたい

Zoomのようなオンライン会議でも、実際のリアル会議でもいいのですが、賛否を問うようなシチュエーションでこのうちわつかえそうだよね!という話がありました。確かに!

テレビ番組でも「できる」「できない」とか「はい」「いいえ」とかを表・裏に書いておいて、ゲストの方が一斉に掲げる、なんてことをやったりしますけど、そういう感じかもしれません。

決を採る、というだけではなく、そこからディスカッションにもつなげるイベントにも出来るなと思いました。

会社のイベントでもこういうのを使いたい!作りたい!

イベントでこういうのを作りたいからぜひ作り方を教えて欲しい、といったお話にも何人かからいただきましたので、Xで簡単に公開しておきました。
(一連のスレッドをご覧ください)

「こういうの作るの大好きなんですよ~!」

こういった自作うちわづくりとかブースづくりとかが好きな方が一定数いらっしゃいました。
中には10分ぐらいずっとうちわづくりに凝ってる方もいらっしゃいました。
やっぱりものづくりが好きな方が集まってるんだな~って感じて嬉しくなっちゃいました。

「バーン!」したのに「うっ!」ってやってくれなかった笑

これ掲げてバーン!したのに!「うっ!」ってやらへんの!!なんで!!
みたいな話を3人ぐらいから聞きました。
梅田の飲み屋街や道頓堀では見ず知らずの人と銃撃戦が繰り広げられるそうです。どんな世界観なの笑。

Day0からそもそも楽しかった

今回はスポンサーセッションでも発表することから、Day0のスピーカーズディナーにも参加させていただきました。

スピーカーズディナーの様子

ここでも初めましての方と何人かお話をさせていただきました。
「リアルでは初めてですね」の方もいらっしゃいました。

RSGTのスピーカーズディナーというのは、全国大会の中でも選ばれし猛者たちが集まる場所、みたいな勝手なイメージがあったのですが、みなさんとても良くしてくださって、話が盛り上がりました。

Agile CoEの話もできた

Day1のスポンサーセッションでは、Agile CoEでの取り組みについて紹介させていただきました。
RSGTのスポンサーセッションと言えば私の中で寸劇のイメージが強いのですが、比較的まじめなほうのセッションだったと思います。

また、Day3(最終日)のOSTでは「Agile CoEについて語ろう!」というテーマでお話させていただきました。

OSTのマーケットプレイスの様子

なんか細いペンで書いちゃったのであんまり目立たないな…人来てくれなそうだな…と思ってたのですが、10人ぐらいの方が来てくださって、Agile CoEについての話を楽しむことが出来ました。ちなみに昨年はテーマアップしたものの入りきなかったので、テーマオーナーデビューとなりました。

CoEってそもそもなんだっけ?という問いがとても良くて、お話を伺うと各会社さんで事業環境も人数も大きく違っていて、「そういう感じなんだ~」と学びが多かったです。
お名刺交換もさせていただいたので、この先にも繋がりそうです!

もし製造業やAgile CoEに関心がある方がいらっしゃれば、ぜひ集まってお話しましょう!(XなどでDMください)

とにかく対話を楽しんだ

前回のRSGT2024は、とにかく聞きたいセッションをいろいろ聞いて回ろう!と忙しくしていたような気がするのですが、今回はスポンサーブースに訪れてくださる方との対話を楽しんでいた時間がすごく長かったように思います。
その甲斐あってか、目標としていた様々な価値観に触れることも出来たように思います。

はじめて触れる単語、はじめて触れる考え方、はじめて触れる価値観に、その時その時はちょっと驚いたりもするのですが、その対話をひとつずつ咀嚼しながらふりかえっていき「なるほど、そういうことか」に繋げていきたいと思います。

ご一緒させていただいたみなさん、本当にありがとうございました!

おまけ・湯島聖堂

御茶ノ水での開催も最後とのことだったので、今のうちにと思って湯島聖堂を訪問しました。
RSGTの会場となった御茶ノ水ソラシティから聖橋を渡ってたったの2分!
昌平坂学問所があったところで、まさに「学びの聖地」なんですよね、御茶ノ水。
このような場所で多くの学びを得られたことはとても感慨深かったです。

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