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彦根マラソンの反省

 去年股関節を痛めて、この夏復帰。今年の9月から走りを再開して、挑んだ3キロ走の反省。
 当日は天候に恵まれ、日照りが強く、気温以上に暑く感じていた。グラウンドの芝生の部分で準備体操していたら、早速、蚊に刺されてしまった(刺されやすい方だと思う)。
 身体をほぐしながら、スタート地点へ。5キロの人々、10キロの人々がスタートしていった。3キロの先頭にゲストランナーがいたようで、隣にいた女子中学生達が、
「(ゲストランナーと)一緒に行けるかも…」
と話している。彼女たちはお揃いのTシャツや体操着を身に着けていて、陸上部か地元の陸上クラブに所属しているのだろう。脹脛が、私のとは違う。ま、年齢も親と子ほど違いますが…。
 そんな中、スタートの合図。ばーぁっと周りが走り出す。いつものペースと思っていたが、周りに引きずられ、私も速いペースでスタートしてしまう。しばらく行ったところで時計を確認すると、いつもの練習よりキロ1分速い。アホや、落とさな…バテる!と思ったが問題はそれだけではなかった。
 当日、貴重品を持って走ろうと、海外旅行用の旅行用のウエストポーチを身に着けていた。そのポーチは前日の夜に、押し入れの奥深くから発見されたものだった。いつも走るとき、スマホと鍵と千円札1枚と小銭1枚(お賽銭)をジャージのポケットに入れている。レース当日もそれで良かったのに、余計なことをしてしまった。
 走り出したときから、ウエストポーチは前後左右に揺れていた。特に前後の揺れは気になっていた。ポーチの部分はお尻側に、お腹側には紐があった。ポーチの部分が後方に揺れる度、前の紐が腹部にじわじわと刺激を与えてくる…。スタートして1キロ程で吐き気がし始めた。
 私は腰のポーチを取り外し、肩から斜めに掛けた。あごやら胸のあたりに違和感満載だったが、それでも胃や腹部を刺激され続けるよりはマシだった。
 結局、出だしの無理とポーチによる胃部不快、さらにその後の違和感。加えて、風邪による鼻水と咳のお陰で、レースプランは大きく崩れ、ペースを大幅に落としてゴール。にも関わらず、タイムは手元の計測で、練習よりも40秒程速かった。
 反省点は2点。周りに惑わされて自分のペースでレースを開始できなかったこと。そして普段身に着けないものを身に着けて走ったことである。
 中学生についていこうなんて1ミリも思ってなかったが、身体がつられてしまった。アラフィフなんだから、もっと落ち着かなきゃだめだ。そして、ポーチを身につけるなら、普段の練習から身に着けていておく必要があった。慣れは大事だ。それにポーチの揺れによる弊害も練習で経験していたら、本番までに対策できた。何とも恥ずかしい話である。
 何とも不甲斐なかったが、目標タイムをクリアして、完走できて良かった。私たちに走りやすい、レースの前後も過ごしやすい環境を提供してくださった全ての人々に感謝。ひこにゃんも、ありがとね。


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