【🚴♂️自転車日本列島縦断旅🚴♂️】その① 心の準備編
前回の記事で会社を辞めた話をしましたが、辞めるに至った背景の一つに実は、自転車で日本縦断の旅をしたいという思いがありました。
今回はその旅に至った背景を綴ります。
カナダで自転車旅
きっかけは2018年。21歳の頃に大学を休学し、カナダに留学していた頃の経験に遡ります。
当時は英語力も皆無の状態でしたが、夢と希望だけを抱いてカナダに飛び立ちました。
当然の如く満足にコミュニケーションも取れない現状に
自らの力不足を痛感させられ、世界を甘くみていた天狗の鼻をポキッとおられてしまいました。(当時はかなり苦しかったです。)
そんな時期、現実から逃避するかの如く当時のシェアハウスの同居人にも行き先を告げず自転車で旅に出ました。
この旅に出ることで何かを変えられるとか思っていたわけではなく、とにかく1人になりたかったという気持ちでした。
これまで外国に出たこともなかった自分にとって環境の変化がとてつもなく、感情がついてきていなかったのだと思います。
向かった先はナイアガラの滝。
住んでいたトロントからナイアガラまで片道でおよそ130kmの道のり。
自転車の玄人の方なら1日で行けてしまうような距離かもしれませんが、
僕は自転車すら持っておらず、語学学校で出来た友達のブラジルの女の子に
頼み込んで借りた小さなオンボロマウンテンバイクでした。(貸してもらっておいて生意気に。。)
結局その旅は3泊4日のものになりました。無事ナイアガラの滝を拝んでトロントの家に戻りました。
途中、自転車のトラブルがあり、たまたま通りかかったカナディアンのサイクリストに事情を説明して修理してもらったり、
宿を自分で確保するということもできました。
簡単なようなことですが、英語も満足に話せない、ましてや引っ込み思案の自分にとっては大変な挑戦でした。
しかしこの経験を通じて初めて自分の力で何かを成し遂げられたという自信と、やってみれば意外と何でも出来てしまうんだなという感覚を手に入れ、自分にとっては大きな1歩だったと感じています。
そしてもう一回り大きくなるために
カナダでの経験から3年が経ったわけですが、仕事で行き詰まりを感じていた今、そして20代前半最後の年、若さと体力、情熱の燃え盛っているうちに、思いっきり無茶してみようと思い、今回日本縦断の旅に出ることにしました。
次回へ続く
しみこ