🎬 : 『恋は雨上がりのように』 / 眉月じゅん
「この原稿用紙、これは、『未練』じゃねぇ。
『執着』だ。
諦めずに足掻いて、前に進もうとするならそれは、
『執着』って言うんだ。
そういう言い回しの方がいいだろ。」
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小説家の夢を諦めきれない自分を「未練がましい」と揶揄する近藤(大泉洋)に、大学時代の同級生であり小説家の九条(戸次重幸)がかける台詞。
ストーリーの大筋はあきら(小松菜奈)と近藤(大泉洋)の恋愛模様だけど、こういう、登場人物それぞれにスポットを当てたシーンの台詞に、いちいちハッとさせられる。
女子高生と45歳なのにいやらしさを全く感じさせない、キャスティングと演出のセンスも光る。
漫画の実写化への批判が板に付く昨今、珍しく原作ファンが原作を超えたと大絶賛するのも頷ける。
個人的純愛映画ランキング1位だし、観終わってから原作全10巻購入するまで5分もかからなかった。
もう6回はフルで観た。それぐらい、好きな作品。