しめじ
本、映画で出会った言葉たち
収穫時期未定。
「ねえ、なんであたしって、こんな、生きてるだけで、 疲れるのかなぁ。 あんたが別れたかったら別れてもいいけど、あたしは さ、あたしとは別れられないんだよね、一生。 いいなあ、津奈木。 あたしと別れられて、いいなあ。」 ------------------------- 鬱病の寧子(趣里)と、彼氏というより同居人と呼ぶ方がふさわしい、津奈木(菅田将暉)。 真冬の夜の屋上で、寧子が全裸で泣き叫びながら放ったこの台詞が、鮮烈に残ってる。 過眠に躁うつに、心も体も
あと何回、ここに生理がくるのかを考え、それから、今月も受精は叶いませんでした、という言葉というかせりふというか漫画のふきだしのような意味合いが暗闇にふわりと浮かんでくるのでそれを見た。(中略) や、受精、受精ですか、いや、今月も来月も受精の予定は、ないですよ、とわたしはぼんやりした音のない意味で答えます。(中略) 重さだるさに意識がねっとりと沈んでゆくなか、生きてゆく更新が音もなく繰り返される。… ------------------------- これを読んだとき、
「この原稿用紙、これは、『未練』じゃねぇ。 『執着』だ。 諦めずに足掻いて、前に進もうとするならそれは、 『執着』って言うんだ。 そういう言い回しの方がいいだろ。」 ------------------------- 小説家の夢を諦めきれない自分を「未練がましい」と揶揄する近藤(大泉洋)に、大学時代の同級生であり小説家の九条(戸次重幸)がかける台詞。 ストーリーの大筋はあきら(小松菜奈)と近藤(大泉洋)の恋愛模様だけど、こういう、登場人物それぞれにスポットを
もう何日電車に乗っていないだろうか。 家族以外の人と最後に顔を合わせたのはいつだろう。 完全に昼夜逆転した生活が続いている。 人間としての機能がひとつずつ剥がれ落ちていくのを感じる。 人生においてこんなにも"無"な時間は、もう二度と訪れないかもしれない。訪れないでほしい、切実に。 でも自分の趣味にこんなに時間をつぎ込める機会も、もう二度と訪れないかもしれない。 それならこの際、おうち時間を精一杯楽しんでやろうじゃないか。 好きな映画の原作や、気になってたけどなんとなく
すっかりご無沙汰してしまっていた。 卒業式へ向かう今の気持ちを、新鮮なうちに閉じ込めておこうと思う。 多くを語ろうとするときっと止めどなく溢れてしまうから。なるべく簡潔に、、、。 6年という長い長い時間を振り返ってみても、学校のことで思い悩んだ記憶はほとんどない。 それは私が鈍感なわけでも、記憶が美化されている訳でもなく、単純に恵まれていたからなのだろう。 先生。友達。先輩後輩。 後悔しているような出会いは一つとしてない。 すべてに意味があって、それに気づかせてくれ
4日前、一箱の段ボールが届いた。 開けてみると、 大量のキットカット。全部で60袋。 ネットスーパーで激安まとめ売りを見つけては 箱買いする癖のある母だけど、お菓子は初めてだった。 「なんで?」なんて、聞くのは野暮だ。 この時期だし、私のセンター試験以外他にない。 受験まで毎日食べてご利益をいただいておけ、ということらしい。 まあ、それでもあと2ヶ月はなくならないな。なんせ多すぎる。 仰せの通り、1日1袋のノルマをクリアし続け、 裏にメッセージを書いて友達に配った
今年も残すところ、あと5時間30分。 いやぁ、本当に早かった。 もうすぐガキ使が始まるし、カニ鍋も出来上がりそうなので、ぱぱっと今年を振り返っておこうと思う。 今年は、新しく始めたことより、終わりを迎えたことの方が多かった気がする。 最後の体育祭。最後の定期考査。最後の授業。… 行事のような特別なものから、段々と、当たり前だったものが日常から捌けていって。 卒業するってこういうことかと、少し切なくなったりもしたけれど。 ありふれていた日々の一瞬一瞬が、今となってはとて
妹にこんなんもらったら 姉、頑張るっきゃない
やーっと怒涛のセンター練習会終了。😇 今まではみんな一緒だったけど、こっからは個人戦かー。よーし頑張ろーっと!! … ってわざわざ口に出さんと頑張れんぐらいには疲弊してるなぁ。 今日は甘いものでも買って帰って、ゆったり洋楽聴きながら、全力で自分にお疲れ様って言ってやるんだ…‼︎
今年はついに、自分で自分にプレゼントをあげてしまった。1本5000円するハイブランドのリップグロス。 ご褒美ぐらいないとやってられん…笑 大人の階段を登った気がして、ちょっと浮かれてる。😬 みなさんも、素敵なクリスマスを✨🎄 (今年唯一のクリスマスっぽい写真。笑)
とっても寒がりな私の身体も、少しずつ、冬の温度に馴染んできた。 それに、そろそろ本気で痩せなきゃとも思っていたので、早く帰れる日は最寄りの一駅前で降りて、川沿いの土手を歩くことにしている。 この川は桜の名所で春には多くの人で賑わうのだが、 今の時期は寒さのせいか、ひっそりとしている。 設置されている遊具も、どこか寂しそう。 落ち葉を踏む、乾いた音が心地良い。 左右からぬぅっと伸びる木々の影を見て、幼い頃の絵本に出てきた、大木のお化けを思い出した。 夜の少し不気味な雰
同級生が、亡くなった。突然だった。 知らせを聞いたその瞬間、体の芯から冷えていく感じがした。 涙を堪えながら話す担任の声も、みんなが鼻をすする音も、どこか遠く、私の頭の上を滑っていった。 何が起こったのか分からなかった。 黙祷の間に、ああ、この瞬間にも、彼はもうこの世にはいないんだと、やっと、その現実を飲み込めた。 堰を切ったように、涙が溢れた。 クラスの友達と帰りながら、話すのは彼のことしかなかった。 それ以外を、考える余力が無かったから。 あまり目立つタイプで
最近、毎日のように、スマホが容量不足の通知という名の悲鳴を上げている。 原因は分かってる。音楽を入れすぎてる自覚はある。 私は、四六時中音楽を聴いている。 私の身体を巡る血液の成分の、半分は音楽が占めていると、割と本気で思っている。 ……ってこれはちょっと盛ったけど。伝われ。 私の音楽アプリには現在862曲がダウンロードされていて、それを、アーティスト、聴きたい天気・心情ごとにプレイリスト化してある。 そのプレイリストさえ47個もあって訳わかんないんだけど。 改めて見て
本棚の整理をしていても、この2冊のせいでちっとも捗らない。 ちょっと見るだけのつもりが、気づいたら1時間くらい平気で過ぎている。大戦犯。 『大塚国際美術館 100選』と『国宝 東寺』 大塚美術館の図録は、4月に遠足で訪れた際に、美術館の方がご厚意で全員に下さったもの。 仲良し3人組で、世界史資料集を片手に、先生の目を盗みながら名画の数々をカメラロールに収めて回った。 レプリカゆえの醍醐味。 レンブラントの『夜警』って本当は昼の絵だ、とか。 モネの『ラ・ジャポネーズ』で
母に言われて気がついた。 この家に引っ越して、もう3年が経つらしい。 引越し先が決まって、初めて足を踏み入れた日のことを思い出す。 母に「こんな家じゃ恥ずかしくて友達も呼べない」と ひどいことを言ってしまった。 申し訳なさそうに謝った母の顔を、私は一生忘れられないだろう。 私は、前の家が大好きだった。白が基調の一軒家。 おしゃれな間接照明に、吹き抜けと天窓。 姉妹別々の子供部屋。 その大好きだった家には、今は別の誰かが住んでいるらしい。 引越しの理由は、あまり良いもので
今日は家にひとりぼっちだった。 母と妹は京都観光らしい。いいなぁ…ちぇっ。 夕食は、家にあるので適当に作って、と言われた。 家でひとりで、しかも母の手料理でないものを食べる機会は、そうそうない。 これは、自由に料理できる絶好のチャンス…!! メニューはすぐに決まった。 思い立ったら即行動。カマンベールを買うためだけに身支度をして、スーパーに走った。 出来たのがこちら。 ✨魅惑のカマンベール焼きカレー✨ https://twitter.com/ore825/status