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note始めます 製紙メーカーなのに商社!? 業界の常識に捉われずチャレンジ


<安心・安全なトイレットペーパーを県内外へ配送しています>

富士市の新橋製紙note開始のご挨拶

こんにちは。静岡県富士市にある新橋製紙株式会社で代表取締役社長を務めている山﨑清貴です。2024年も残りわずかとなりました。この時期は例年、今年1年を振り返り、来年のビジョンを描いています。来年はどのような取り組みを進めていくのか。色々と考える中、その1つとしてnoteを始めてみようと決めました。

私は文章を書くことが得意なわけではありません。それでも、noteで情報発信しようと思った理由は、弊社が創業から大切にしている「人とのつながり」です。私たちは対面を基本にして、お客さまと深く長いお付き合いをしていただいた結果、創業から今年で76年を迎えました。

この姿勢は変わりません。ただ、時代の変化に合わせて、対面以外でも出会いのチャンスを増やす必要があると感じています。そこで、現在取り組んでいるInstagramやLINEに加えてnoteも活用していこうと思いました。

来年1月からのnote本格スタートを前に、まずは今回、皆さんに弊社の概要をお伝えします。姿勢を正して読んでいただくような硬い内容ではないので、年末年始のお休み中に横になってスマートフォンやパソコンで気軽に眺めてください。

<新橋製紙が開発した日本初のトイレットペーパーです>

日本初のトイレットペーパー開発

新橋製紙は静岡県富士市に本社を置く製紙メーカーです。1948(昭和23)年5月、「紙のまち」として知られる富士市に創業しました。前身は材木店でした。創業から1年経った1949年の春、日本で初めてロール式トイレットペーパーの試作に成功しました。

当時、日本のトイレは汲み取り式だったので、使われていたのはちり紙です。しかし、在日米軍の基地には水洗トイレが入っていたので、日本でトイレットペーパーをつくろうという動きになりました。米国からコンテナで輸送するのは手間もコストもかかってしまうからです。

白羽の矢が立ったのが新橋製紙でした。試作を重ねて日本初のトイレットペーパー開発に成功。米国のトイレに設置されたホルダーに入るサイズで製造したトイレットペーパーは後に、JIS(日本産業企画)の基本サイズとなりました。

<薬品を極力使用しないで製品をつくっています>

大企業に負けない2つの強み

製紙業で栄えた富士市には、かつて製紙メーカーがたくさんありました。今は工場の数が大幅に減っています。周りの工場が次々と閉鎖していく中、従業員80人の弊社が経営を続けられている理由は主に2つの強みがあるからだと考えています。

1つ目は「安心・安全」です。新橋製紙の製品は化学薬品の使用を最大限まで減らしています。そして、さらに減少させる方法を追求し続けています。今後のnoteで機会を設けてお伝えしますが、わずかな薬品や香料でもアレルギー反応を起こす化学物質過敏症の人は日本国内だけで潜在的に100万人以上いると言われ、中には重い症状に悩んでいる患者さんもいます。私たちは、トイレットペーパーという日常生活に不可欠な製品を通して「当たり前の安心感」を提供しています。

2つ目は「人と人とのつながり」です。実は、新橋製紙は製紙メーカーでありながら、商社のような機能も果たしています。この事業は大きく売上を伸ばしており、近い将来に“本業”としている自社製品の売上を上回る勢いです。

製紙メーカーが商社になれるワケ

商社の機能は具体的に、弊社が取引きしているA社から商品を仕入れて、その商品を同じく弊社と取引きのあるB社に販売する形となっています。直接は接点のないA社とB社を弊社が橋渡ししているわけです。

この事業を製紙メーカーの弊社が展開できるのは、人とのつながりを大切にし、多くの企業と信頼関係を築いてきたからだと思っています。こちらも具体的な内容について、今後のnoteで説明していくつもりです。

<ギフト用トイレットペーパー「富士山ふふふロール」>
<オリジナルキャラクター「メリー」のLINEスタンプ>

製紙業界の常識を変える取り組み

新橋製紙は、固定観念や常識に捉われない新たな試みに挑戦してきました。幅広い業種の方々と交流を深めて事業を拡大している商社機能は、その1つです。

また、近年は製紙業界の常識を変えるギフト用トイレットペーパー「富士山ふふふロール」の開発・販売や、LINEスタンプをはじめとするオリジナルキャラクター「メリー」のPRにも力を入れています。富士山ふふふロールは今年度、明治神宮秋の大祭、全国特産物奉献品で静岡県代表として選ばれました。

こうした取り組みに共通するのは「新たな出会い」への期待です。今まで新橋製紙を知らなかった方に認知していただき、ビジネスに限らないつながりを広げたいと思っています。このnoteでも、皆さんとつながりを持てたらうれしいです。

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