成熟化した市場に今から参入するならどうするかを考えてみる
現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。
昨日、クラウドワークスで応募した副業に関するインタビューの記事を書きました。
昨日の記事はこちら!
記事の中で、個人で稼ぐ力を持てるようになった時代の中で、自分がどのような方向性で人生を歩んでいきたいのかについて振り返りました。
インタビューをしてくださった方は、動画編集でフリーランスとして働いているとのことでした。お話の中で、YouTubeにあげる動画(長編)の編集を主にやっているとのことでした。
YouTubeやってみたらどうですか?と言われたのですが、昨日の記事でも書いたように、わたしは動画の編集はあんまり好きではないな・・・と思っています(笑)
やるやらないは置いておいて、もし自分がこれからYouTubeに参戦するなら、どのような戦略を取るのかなというのを考えてみたので、今日はそれについて書いてみようと思います。
成熟化されたプラットフォームで生き残るためには
わたしがYouTubeをやらないと思った理由は、動画の編集が自分的にあまり楽しくなかった、好きじゃなかったということ以外にも理由があります。
それは、既にプラットフォームが成熟化していること。
YouTuberと呼ばれる人がものすごく注目されたのは、コロナ禍前くらいのことでしょうか。
現在も活躍し続けている人はたくさんいますが、いわゆる”稼げる”というイメージがあり、子供たちの憧れの職業であった時代はもう超えているのかなと思っています。
その際には、たくさんの参入者がおり、既にたくさんの熱量をそこに注いできた人たちの激戦区となっています。
YouTubeの収入の仕組みは再生回数をたくさん回して、広告を見てもらう広告収入だと思います。
そのため、YouTubeで収入を得るということは、再生回数を多く稼ぐことがどうしても必要となってきます。
今から参入するとして、この再生回数を多くとるというのが、なかなか難しいのではないかなと思っています。
もともとインフルエンスを持っている人や、もともと商品力のある商品を持っている場合以外は、初心者が動画技術を身に着けたからと言って、うかつに参入できる場ではないのかなと思います。
これが、YouTubeというプラットフォームがまだ新しいプラットフォームで、これから伸びていくかもしれないという場合であれば、話は別かもしれません。しかし、既にレッドオーシャン状態であり、アルゴリズムなどをほとんど理解している猛者たちの中に入っていくには、別のアプローチが必要になってくるのは間違いないかと思います。
広告収入の限界を感じている
そして、一番感じるのは広告収入の限界です。
先ほども言いましたが、YouTubeの一番の収入経路は広告収入です。
YouTubeには広告主がいて動画と動画の間に広告が流れますよね。
テレビ業界がだんだん衰退していることも関係していると思いますが、この広告(CMなどもそう)ビジネスは今、過渡期に来ている気がしています。
個人が影響力を持てるようになり、知識やスキルが売れるようになった今、広告の影響力が少なくなってきているように感じます。
広告で収入を得るよりも、自分のスキルを売って利益を取った方が単純にコスパもタイパも良いからです。
そうなってくると、広告業界もだんだん価格競争やプラットフォーム自体が色々なアルゴリズムを組み込んで競争し始めます。
完全に広告市場が成熟化してきているなと感じます。
この成熟した市場の中に、参入障壁が低いから~と言ってうかつに素人が参入してしまうと痛い目を見ると思っています(笑)
では、あえてわたしがこの市場に入るとしたら、どのような戦略を取るのかを考えてみます。
今回はYouTubeの話を例にして話していますが、色々なことにも転用できると思います。
ここまで色々な市場が出来上がっていて、誰もが情報にすぐアクセスできる時代に入ってくると、自分が、もしくは会社が、生き残っていくためには明確な戦略が必要です。
この戦略をしっかり練らないまま、なんだかんだでビジネスをしていても大丈夫だった時代はもう終わったのかなと・・・。
前職の部署でここはかなり鍛えられたのですが、ポジション取りって本当に大切なんです。
いかに市場の隙間を見つけて、自分にしか出せないものを提供できるか。
また、商品やサービスの購入に至る導線を複数の経路からアプローチできるように持っておかないといけません。
成熟化したプラットフォーム、かつ広告収入の限界を感じているという状態で、ポジション取りをあえてするなら・・・
自分はいったいどうするのかを考えます。
アクセス経路としてのYouTube
まず一番初めに思うのは、広告収入は捨てた方が良い!ということです。
そもそも再生回数を稼がないと広告収入が得られないという時点で、再生回数をあげるためにどうすればいいのかということに、思考と労力を使わないといけなくなります。
成熟化されたプラットフォームで、ここに時間と思考を使うのは非常にもったいないし成功確率も極めて低いかなと思います。
そこでわたしは、もう諦めて再生回数を取ることを辞めると思います。
実際にわたしが今一番力を入れている、外国人向けの料理教室を例にあげて、収入経路を考えてみます。
現在Instagramを主に集客窓口としています。
インスタの良いところは、写真との相性が良いところ。
料理は写真が命です!おいしそうと思ってもらうには写真を綺麗に見せてくれるインスタはとても相性がいいです。
しかし、レシピや作り方の手順を見たいときはどうでしょうか。
インスタでも載せられないことはないですが、細かい説明は少し見にくかったり、動画も短いものしか載せられなかったりします。
そうなったときにわたしはYouTubeにレシピや作り方の料理動画を載せるかなと思います。
日本人であれば、大体の作り方を書いておけばいい感じに作ってくれるのですが、わたしがターゲットとしているのは外国人。
文化や言語も違えば、使う食材や調理器具なども違ってきます。
そうなったときに、料理動画はとてもわかりやすい!
インスタでは出せない魅力の1つかなと思います。
ただ、ポイントはこの料理動画で広告収入を得ようとしないこと。
これはただのインスタを補うためのツールの1つであって、ここから収入を得るという考えを持たないことが大切だなと思います。
こういった料理動画のような説明のものに広告が何回も入ると、そもそも作る気が無くなったり、ストレスに感じることもあるかもしれません。
では、収入の導線はどうするのかということですが、やっぱり最終の収入経路はサービスの購入に持っていくのが一番だと思います。
わたしで言うと、料理教室の受講。
言わば、ダイレクト課金というやつですね。
広告収入ではなく、ダイレクト課金に持っていくと思います。
インスタでは綺麗な写真を見せつつ、YouTubeでは作り方や材料の説明をして最後に料理教室の案内を入れる、または概要欄に申し込みフォームを置く。
YouTubeはあくまで導線の1つとして持っておく。
わたしだったらこういう使い方をするかなと思いました。
あくまで空想の話なので、これが上手くいくかは全く分かりません(笑)
ですが、プラットフォームのそれぞれの特徴を上手く生かして、どうしたらビジネスが成り立つのかを考える訓練は、この時代を生きていくのに必要なスキルだなと思います。
今回は良いお題をもらったなと思ったので、YouTubeのマネタイズについて考えてみました。
やっぱり、外部の人と話したり交流したりすることって、こういった疑問や学びがあっていいですよね。
専業主婦をしていると、なかなか外部の人と話すこともなくなるので、だんだん視野が狭くなり、考えることもなくなってきてしまいます。
その点、会社員だったときは嫌でも社内外の人と関わるし、日々課題をこなす感覚で思考を巡らせていたので、そこは会社員のいい点だなと思います。
しかし、今の時代はZOOMなどで家にいながら外部の人とも交流することが簡単に出来ます。また、わたしが登録したクラウドワークスのようなサービスで、今まで関わったことのないような人やサービスとも簡単に関わることが出来ます。
本当にいい時代に生まれたなと思います。
それもあって、新しいものでもすぐに成熟化してしまう。
情報や時代の変化を察知しながら、これからもより良く生きていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
シンバ🦁