感情観察日記8日目|目って、こんな色になるの?
風邪で体も心も元気を失っていた週末を乗り越え、普段の調子を取り戻しつつあった水曜日のこと。
「ねぇお母さん、目が赤いよ!?」
と娘に言われて鏡を見ると、そこに映っていたのは……
目に血がにじんでいる!?
そう、目の中に血がにじんでいるのかと思うような、鮮血の色をした白目がそこには映っていました。
「ッ……!?」
驚き過ぎて声も出ません。
目が赤いって、充血している程度だと思ったのに。
なにこれ?
どこか怪我をして、目の中に血が入った?
違うな、白目が赤くなってる。
風邪を引いたときに目が痛かったのは、何か関係ある!?
わたしの目に、一体何が起こっているの!?
ほとんどパニック状態です。
「結膜下出血」ですか?
ゾッとしてパソコンで
「白目 出血」と検索すると、
「結膜下出血」という状態があることを知りました。
画像検索すると、わたしの白目と同じ状態の目玉がぞろぞろ並びます。
「あおたんみたいなものだから、放っておけば治る」
という説明を見てホッとします。
失明しちゃうかと思ったけど、大丈夫そう。
でも、もし結膜下出血ではなくて、別の病気だったら?
ネットで調べただけではやっぱり安心できず、不安がまたぶり返してきます。
「明日、お母さんは目の病院に行ってくるね」と娘に言うと
「心配だから幼稚園休んでついていく!!」と言葉が返ってきました。
いや、幼稚園には行ってほしいんだけどな?
ここでちょっと冷静な気持ちを取り戻しました。
ついてくるという娘を説得できなかったので、幼稚園が終わってから一緒に病院へ行くことにしました。
ほんとは朝一で眼科に行って安心したかったけど、ほかの用事を終わらせてから、娘と一緒に受診するか。
きっと大丈夫、という気持ちと、なんかの病気だったら、という不安を抱えて夜を過ごしました。
生きた心地がしない
娘を休ませて一緒に朝一で病院へ行く、という選択肢もなくはないけど、今日は用事もある。生きた心地がしないけど、娘を幼稚園へ送り、わたしは用事足しへ。
午後、娘をお迎えに行って、眼科へ行きます。
評判が良い病院、とママ友に聞いたところへ行ったので、なかなか混んでいます。
時間かかるかなぁ。
いや、でも、まだ呼ばれる心の準備ができてないから、呼ばれなくていいかも。
いやいや、いっそもう、さっさと呼ばれて先生にどうなのか言ってもらいたい。
いやいやいや……!
早く「何でもないですよ」と言ってもらって安心したい気持ちと
病気かもしれないから心の準備ができるまでまだ時間が必要と揺れる気持ち。
心って、本当に忙しい。とくに不安を抱えているときは。
いい大人だけど、娘についてきてもらって良かった~なんて思いながら待っていると、「嶋津さーん」と呼ばれます。
けっこう早かった!どうしよう!?
えーい、ままよ!!!
「放っておいて大丈夫ですよ」
「はい、じゃ、アゴをここに乗せて、おでこをこっちにつけて、見ますね。
……内出血してますね。とくにやることはないです。薬もないので、このままですね。何日かしたら治りますよ」
で、終了しました。診察時間は1分もなかったと思う。
安心~~~!!!
へんな病気じゃなくて良かった~~~!!!
もうルンルンです。
誰もいなかったらスキップしたいくらいです。
こうして週末から続いていた健康不安は、終わりました。
終わった、よね……?
大丈夫って言われた瞬間は安心と喜びでいっぱいだったけど、時間がたつとまた不安になってくるのって、なんででしょうね。
まだ風邪のだるさや咳が残っているので、早く全快したいです。