『ん』について

今度、北加賀屋の千鳥文化という場所で『ん』というライヴをする。主催は消しゴムハンコ作家の田口さんで、私が「ライヴしましょう、あなた主催で」と、そそのかしたこともあり、共同主催のような形でもある。田口さんは、我が店ライヴ喫茶 亀のお客さんなのだが、一度消しゴムハンコ展をしてもらった。大盛況で幕を閉じた。毎日何かしら彫っていて、喫茶に来ても、ちょっと彫らせて、と言ってゴム板と彫刻刀を取り出すような人である。最近ではゴム板を何枚も組み合わせて大型の作品も作っている。

ふたりで色々と構想を練って打ち合わせもしているけれど、正直まだライヴ予約数が芳しくない!ので、少し詳しく、どんなものになりそうなのかを紹介します。興味持った方は、是非予約してご来場ください。ひとつ言っておくと、滅茶苦茶面白そう、です。

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11月23日(土)
お笑いライヴと消しゴムハンコ展示
『ん』
@北加賀谷・千鳥文化
【出演】
ヤング
W刑事
ドリンクバーゲン
ボーカル
村橋ステム
開場19:30/開演20:00
2,000円(1drink別途要)

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千鳥文化は、古い文化住宅をリノベーションした二階建ての複合施設で、カフェやバー、その他小さなお店が入っている。当時の居室、四畳くらいの部屋と台所、も現存していて中を閲覧出来る。当時の匂いを感じ取れて、昔の文化住宅暮らしを想像したら面白い。吹き抜けのホールがあり、ライヴ当日はそこで昼の14:00から展示と物販をする。

田口さんの消しゴムハンコ展示と、オリジナルのグッズ販売。限定Tシャツやステッカーなど。私も、亀レターセットや、個人的な創作物をもしかしたら売るかもしれない。お昼から来て、展示を見つつ、千鳥文化を散策しつつ、カフェで一休み、というのがオススメ。とはいえ、あんまり早く来すぎたら暇かもしれないので、夕方でも良いと思う。ライヴ終演後は物販の時間が少ないので、グッズを買いたい人は展示時間に来た方が良いです。

一旦18:30に展示は終了、ホールも閉めて、夜のライヴの準備をします。20:00からライヴスタート。ライヴの演出、装飾は田口さんに任せている。それでいうと、ライヴタイトル、出演者選び、ネタ順、出囃子、も全て田口さんが考えたもの。私は、田口さんのアイデアに助言係というか、それならこういう風にすれば面白いとか、見やすいかも、みたいな感じで、あくまで田口さんのイメージを上手く具現するための方法を考えた。遊び心が満載の人だから、次々に面白いアイデアが生まれて、なのできっと、楽しめると思います。

コーナーも一緒に考えた。お客さんには受付時に配られるものがあると思うので、それを手にしておいてください。出演者たちで「ん」を巡る対決をするのですが、本気で対決したいから勝利した人は何か景品ゲット、と私が言うと、お客さんが景品を持って現れるのはどうかな?と田口さんが発案した。それで、景品スポンサーという事前企画も生まれた。

スポンサーに選ばれた一人は、何かええ感じの景品を用意してもらって、出演者に手渡し出来ます、他にもリターンあります、というもの。こういうアイデアは、かなりファン目線というか、まず私には生まれない考えなので、面白いなと思った。田口さんのXでは随時イベントにまつわる呟きをされているので、要チェック。たぐそ、って名乗っていますが、田口未久さんです。みくちゃんです。

それ以外にも、消しゴムハンコ絵の装飾や、それを使ったライヴの演出もあります。勿論、出演者は皆実力のある面白い人たち。ん?って思って、ん!ってなるような、素敵な夜を楽しみましょう。折角の面白そうなライヴなので、沢山の人に来て欲しいと思いました。だから沢山書きました。是非、ご予約の上、この日は「ん」にお越しください。こちらから↓


田口さんはライヴの準備に勤しみながら、告知宣伝もかなり頑張っているのだが、やっぱり初めての主催ということもあり、不安と焦りで毎日ゲェ吐きそう、と言っていた。主催ってこんなしんどいものなん?と聞くので、うん、しんどい、毎回ゲェ吐きそうになる、と答えた。

「…で、めっちゃ入念に準備しても、本番当日になって何か忘れてたりミスしたりで、特に初めての場所やと何かとアクシデントは起こりやすいから、たとえば音が出ないとか、緊急事態もありえるし、イメージ通り完璧にはならないことの方が多い。でも何とかなる。よほどのことが無い限り、何とかなるし、楽しく終わる。去年青森の五所川原とか北海道の帯広とかでライヴしたけど、何とかなった。何とか、やった。だから大丈夫です。終演後、片付けをしながら、何とかなりましたねー、あそこミスったなー、とか会話をします。で、あぁまた何かやりたいなー、って素直に思っちゃう。で、次の何かを企画して、またゲェ吐きそうになる。それの繰り返しです。」

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ヤング嶋仲
何もいりません。舞台に来てください。