11月11日『ヤング×高速ぷりん〜大阪へようこそ。タダで帰れると思うなよ〜』
北海道の漫才師・高速ぷりんとの企画ライヴ。大阪の舞台に立つのは初めてだという。今年知り合った芸人なのだが、その経緯はこちらを見てください。
で、次は大阪で一緒にライヴしよう、となって約束を果たした。高速ぷりんに大阪で共演したい芸人をリストアップしてもらい、その中から二組、こちらが高速ぷりんに会わせたい芸人を二組、呼んだ。
高速ぷりんの漫才は、構成をしっかりと組み立てたしゃべくりで、勢いがあった。「私の彼は世界地図」はカセカチー・タイゾーが組んでいる漫才コンビで、見るのは初めて。一見ゆるいふわふわ会話だが、相方の天性の面白さが存分に溢れていて、カセカチーもそれを引き出す役に徹しており、真っ当なしゃべくり漫才だった。一見して、高速ぷりんを努力、技術型と評するなら、私の彼は世界地図は奇才、変則型、に見えただろう。今日のライヴでいうと、私の彼は世界地図の方が印象に残ったし、すげえ、って感じだけど、別のライヴならまた評価は変わるだろうし、色々な漫才がある。どちらも真剣に漫才に取り組み楽しんでいることは明らかで、だからこそ面白い。
コーナーでは私が好き勝手にやって、皆がちょっと困った感じで、なわとびを飛んだり、クイズに答えているのが良かった。途中相方が、お笑い的にはチームプレーでこうした方が良かった、みたいな駄目出しをしていて、勿論それはひとつの正論ではあったが、新喜劇ではないので、どんな形になっても私は構わない。個々でふざけてイビツになっていく方が好きかもしれない。
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何もいりません。舞台に来てください。