10月4日『ヤングが知らない東京芸人 ~水先案内人は街裏ぴんく~』
東京、新宿で行われたライヴ。アークというイベント団体が主催で、我々をメインに据えてくれたこのライヴも3回目。客席は満員御礼で、ありがたいことです。出演者は、東京のライヴシーンで人気のある、実力派揃い。毎回とても良い刺激になるし、舞台袖で見るのも楽しい。
久しぶりに九条ジョーに会えたのが嬉しかった。厄介な奴と思われがちだが、で、実際色々と不安定なヤバい奴なのだろうけど、とにかく笑いにストイックな男だから、自分は大好きだ。初めて見たタワーというコント師も良かったし、トリを飾ったや団のコントも面白かった。
終演後にスタッフの方から、これお客さんから差し入れですと渡されたのは一冊の本で、「Laughter in the outdoors そとあそびの進化論」という同人雑誌だった。差し入れをくれた方もこの中で漫才についてのコラムを執筆しているようで、すぐに読んだ。都会に暮らしているからこそ、いかに外で遊び笑うか?クローバーの写真があるページに本物の四つ葉が挟まってた!ヤングのことも書いてくれていた。強風の中、たばこを吸う嶋仲さんと話した、って書いていたから、あぁあのときの人か、って分かった。高円寺アムレテロンという店で販売しているらしい。せっかくなので宣伝しておきます。
帰りは新宿駅まで街裏さんと歩く。何気に時折一緒になるから嬉しい。そんなにぺちゃくちゃ喋るわけじゃないけど、ふたりで並んで歩く。街裏さんが東京出る前に大阪で一緒にコントライヴしたじゃないですか、って自分が10年以上前の話を振ると、あぁ『奴らのゲララ』な、と街裏さんは当たり前に覚えている。駅が近づくと、街裏さんが、もう一本だけ吸ってから帰らへん?と言って喫煙所へ行く。夜の新宿の喫煙所は、地獄のような人混みだ。巨漢を狭めながら、いやぁ、今日のやつ、おもろい漫才やったなぁ、って、街裏さんが言うから、多分本当におもろい。