見出し画像

江戸三森を巡る

江戸三森、これは江戸にある森を持つ3つの神社を総称する名前である。

新橋の烏森神社
人形町の椙森神社
秋葉原の柳森神社

この三社のこと。

この3つの神社、それぞれ違うタイミングで「いつか行こう」という候補に入ってきたものだ。

今月の月参りをと考えた時、本当ならお参りした後に美術館に行きたかったのだが、夏休み中日時指定予約、会期も終わが近づく頃ということもあり、思った時間のチケットがすでにないという状況もあり、なら江戸三森を一気に巡ってみようとなった。

とりあえず、どういう順に行くと行きやすいかを調べた。

ルートとしては新橋の烏森神社→浅草線→人形町の椙森神社→日比谷線→秋葉原の柳森神社という流れが一番乗り換えなどもスムーズだった。

新橋を含めこれらの近くにもさまざまな神社が点在しているが、それはまた今度。そんなにいっぱい巡るのもなんか違う。

まずは烏森神社。
新橋の街中に現れる不思議な形の鳥居が特徴。
比較的社殿は新しい感じがして、綺麗。
階段を登って社殿がある。
心地よい雰囲気でゆったりとお参り。

御朱印をいただくと、お守りと梅昆布茶かな?も一緒にいただいた。
これはちょっと嬉しい。

本当はもうちょっとゆっくりしたかったけど、また来よう。
ここだけのために時間を作ってもいいと思う神社だった。

そして人形町の椙森神社へ。
ここは大通りをスッと入ったところに現れる。

13日は「富」の日で御朱印が変わるという。
13日が金曜日だと「富」の御朱印が金色になるとか。

13日の金曜日といえば、個人的にはジェイソンのイメージだったが、椙森神社を訪れた後では財運金運上昇日である。なんという吉日だろう。

隣で工事をしていたが、静かで心地の良い空間。
せっかくなので椙森神社の御朱印と恵比寿神の御朱印も。

ここで小休憩。
と言っても、カフェとかによるわけではなく、江戸三森から少々外れるという意味である。

人形町にはこぢんまりとしているが有名な神社が一社ある。
それが「小網神社」である。

椙森神社からも程近かったので、昨年もお参りしてはいるのだが、せっかくなのでご参拝。
賑わっていた。
女性が多かったな。
弁財天様と福禄寿様もいらっしゃる、素敵な場所である。
のんびりはできないが、かなり好きな神社。

さて、最後は秋葉原へ。
柳森神社へ向かう。

ここまでとてもスムーズ。スムーズじゃないのは私の方向音痴気味なせい。
まず電車を降りて改札へ向かうのを目的の出口でない方へ行こうとする。
さらに改札を出た後、自信満々に目的地と反対方向へ進む。
Googleマップ先生のお世話になりっぱなしである。
これがない頃は、ランドマークを頭に叩き込んでいたけど。
文明の利器を頼ると、楽で安心だが、頼りっぱなしになるもので、方向感覚は衰えた(苦笑)
……って話を親にしたら、両親ともそういえば地味に方向音痴だったことを思い出した。血か。

何はともあれ、柳森神社にも無事参拝が叶った。

秋葉原駅から神田川を渡り、川沿いの道(と言っても川と隣り合っているわけではないので、なんといえばいいのか)を進むと、ふと現れる。
鳥居はあるが、それが主張するわけでもなく、本当にふっと現れる。
ぼーっとしていたら見落とすだろう。

それは椙森神社もそうかもしれないが。

そんなふうに街の風景に溶け込んでいる神社。
とても静かなところ。
神田川を渡ってしまうと秋葉原の賑わいとは打って変わるんだなと。
だからホッとはする。
ただ、仕方ないが、川は川の独特の匂いがする。橋渡る時に気になる。
神社ないは静謐な雰囲気で川の匂いはしない。

鳥居をくぐると階段で少し降る。一段下がる感じだ。

そして思うのだ。
「おたぬき様だ」と。
おたぬき様がいっぱいいる。
そしてそのおたぬき様が結んだという玉の輿の神社でもある。玉の輿……乗れるもんなら乗りたいものだわ。
結婚願望がないわけではない。ただ、他人が自分のテリトリー内にずっといるのが嫌なだけで。
昔から言ってる「無言の時間が続いても穏やかで安心できる人」がいいと。

話がまたそれたが、そんなこんなで、玉の輿に御利益があるお社にもお参り。

ここは御朱印がセルフサービス。はんこが置いてある。
これは私は初の試みだった。
ちょっとドキドキしたのは内緒である。

この夏は暑くて、この日も暑かったわけだが、神社の境内に一歩足を踏み入れると、不思議と体感気温が下がる。
そして風が吹き抜けていく。
心地よいものである。

そうそう、今回の月参りで、貼り付け面として使っていた御朱印帳のいわゆる裏ページがいっぱいになった。
直書きにしている表面もだいぶ埋まってきた。
だからそろそろ新しいご朱印帳を手に入れようかとも考えている。
せっかくだから、また次も気に入ったところのものにしたい。
どこのがいいかな?それを選ぶのも楽しみである。

いいなと思ったら応援しよう!