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検索は善。でも、私の幸せはインターネットに載ってない

私が携帯電話を持ったのは中学卒業時。
あれから20年…
携帯電話を含む、インターネット界隈は驚くべき進化を遂げましたね。

当時はメールや電話、着信メロディ機能で遊んでいて、
いわゆる 唯一の「コミュニケーション手段」だったのですが

今となっては
多くの人々がインターネット上に情報を拡散し、
ノウハウをあげ、
私生活を公表しています。

だから大抵のことは
インターネットで検索すると答えが出てくるようになりました。


「でも検索ばかりしていると自分の頭で考えなくなる」
のもその通りだなと思うし、

無闇に検索ばかりしていると
自分の意見がどこにあるのかわからなくなる。

検索して出会った情報の中から比較したり確認をしたりして
「本当に自分に必要な情報」を取捨選択していかなくてはいけません。

そういうスキルが求められるようになりました。

この写真だって、「きつね 無料写真」で検索したらすぐ出てくる。
そしてすぐ使えちゃう。
本当に検索って便利ですね。
ありがたく検索させていただいてます。


教員をしていてびっくりしたのは

4年生国語の教材文

「ごんぎつね」

の読解学習中


「青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました」
っでこの最後の一文の描写を考える場面で

子どもたちがしたこと、それは
「インターネット検索」
だったのです!

「ごんぎつね 青い煙 意味」



「青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました」

などと打ち込むと

出てくる出てくる!

「ごんぎつね 青い煙の形象」
「火縄銃から立ち上がる青い煙の意味」
などなど・・・

誰かが分析した意見を拾ってきて、
「こたえを見つけた!」
と意気揚々と教えてくれるのです。



ちょっと待って・・・。

これは子ども本人の本文から感じた読み取り
ではないですよね。

でも、子どもにしてみたら
「こうやって書いてあるんだから、そうなんでしょ」
そう疑いがないわけです。

わからないことは検索する
これはこれからのインターネット主流の世界では必要不可欠で、
私もなんでも検索して疑問を解決してきた経験があります。


ノウハウや作業的なことは
むしろ積極的に検索すべきで、
自力で答えを見つけようとしたら多くの時間がかかってしまうところを
やったことのある人に教えてもらえるのだから
完全に「コスパ」がいいと思うのですが。


「じゃあ自分はどうなの?」
と問い返す必要がある検索もあります。

インターネット検索、
上手に付き合っていきたいです。


自分の好きや理想の人生、幸せは
インターネットの中にはありません。

なんなら他人の価値観の中にもありません。


自分の胸に手を当てて、
「何に喜びを感じるのか」
「どんなことをして生きていきたいのか」
それは自分にしか決められません。


正解なんてないんですよね。


私は

30年後の高額な退職金を受け取ること よりも
今の生活に余白を作ること の方が

幸せだと自分で決めました。

10年後の教員としての地位 よりも
今の母親としての価値 の方が

大事にしたいと自分で決めました。


インターネットや、他人の価値観に押しつぶされず、
自分に素直に、生きていきたい道を模索して
全力で突き進んでいきたいです。

誰もがそれをやる権利があります!

ぜひ一緒に頑張りましょう!

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