【先生の時短術】通知表評価を見越した授業とワークシート
こんにちは。
ワーママは退勤後が第2ラウンド。
1日分の気力も体力も時間も、仕事で使い果たしてはいけないんです。
育休復帰してから、定時退勤しないと家のことが回らなくなった私が、
地味に効果のある仕事術を紹介します。
今回は「評価を見越した授業作り」についてです。
学期末にまとめてやる時間がないので
私が働く学校は3学期制です。
学期末に渡す「通知表」には、
新学習指導要領に即した3観点での評価と、
学校からの通信欄(記述)があります。
通知表を作成するときに私はいつも後悔するのです。
「もっと授業記録取っておけばよかった」
「この子の記録全然足りないじゃん」
「“思考力“の評価材料はこれで合ってるのか・・・」
と。
所見を作成し始める時期の土日は、夫に頼んで家で仕事をさせてもらっています。
できれば休日に仕事をするのは避けたい・あるいはもっと時間を減らしたい。
毎回の反省を改善すべく、学期を通した継続的な評価の残し方を考えてみました。
思考力の評価はここでとる
私の学校は、各教科3観点を3段階で評価します。(とても良い・良い・もう少し)
良い(B)を基本とし、十分に目標を達成した場合はとても良い(A)がつきます。
努力を要する場合はもう少し(C)です。
絶対評価ではありますが、Aは全体の1〜2割以内にしようという暗黙のルールがあります。
私が特に判断したいのはAの子です。
①単元が始まる前に、単元全体を見通し(教科書)、どのページのどの問題を「思考力評価」でとるか決める。
②「思考力評価」は記述、図や絵で説明などでとるため、形式を統一して他の能力差が出ないようにする。
ノートに書かせると、板書の取り方やマスの使い方など、思考力評価とは別のところに
目がいってしまうので、評価しやすいワークシートを作成します。
③模範解答(Aになり得る解答)を作成し、「この言葉が入っていればA」などと具体的な基準を決める。
④授業後ワークシートを回収し、その場で評価する。
(基準があるので数分でサクッと作業が終わります。)
⑤評価用名簿にAとCのみ記入。
所見にかけそうな発言や思考をした児童を記録しておく。
(wsを写真に撮ったり、メモを書いたり)
Cの子には別の支援を考える。
⑥全ての単元で①〜⑤を行い、全体を通してAがついている子を今学期の思考力Aにする。
思考力ワークシートは単元通して同じ形式にする。
私はiPadを使って作成しました。
使うアプリは「Keynote」です。
教科書準拠で作りたいので、教科書の問題や図は撮影してpdf化して貼り付けることもできます。
枠だけ作っておいて、説明は授業中にすれば、ワークシート自体はとても簡単にできました。
こんな感じです。
1学期分を一つのプレゼンテーションとしてまとめれば、わかりやすいです。
枠大きめ。罫線もなし。
これを印刷しておけば、準備は終了です。
「思考力」を評価するためにワークシートを作っておくという提案でした。
どなたかの参考になれば幸いです。
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