牛乳もう1杯とフードロスの話【プラスワンプロジェクト】
こんにちは!牛乳を飲みながらイラストを描くしまだです。
農林水産省が「プラスワンプロジェクト」というものをスタートしました。
私、幼いころから牛乳が大っっっっっ好きです。亡くなった祖父は酪農家、私は岩手で牧場の職員をしていたことがあります。
酪農は大変、とはよく聞きますが、実際に目にした私が感じたのは「牛ありきの酪農なんだ」ということ。
ってあたりまえなのですが(笑)
私が岩手に行ったのは、東日本大震災の3年後でした。
「震災、大変でしたか?」と聞いたら、
「自分たちの生活はなんとかなったけど、停電で搾乳機(さくにゅうき)が動かず、みんな手で搾乳したのが大変だった」と。
その牧場にいた乳牛は80頭。1頭が1日に出すお乳の量は20−30リットルと言われているので、その牧場の1600〜2400リットル。リットルっていうか、トンですよ。はー・・・。
でも当たり前のことなんです。子どもを産んだ後の牛はお乳を出すんです。それは人間も一緒。何か起こったからって、自分で止めることはできません。
で、です。
いま、コロナの影響で牛乳が大変なことになっています。だから、プラスワンプロジェクト、という話を、どうしても描きたくてマンガにしました。
※農林水産省の発表内容に、自分の経験を加えて描いています
元々乳製品(特に牛乳とヨーグルト)は比較的いただいていましたが、この1ヶ月は外出自粛もあり、これまで以上のペースで飲んでいます。一人暮らしで牛乳1リットルを2日で飲むペースです。でも意外と太らない。むしろ!タンパク質!
需要と供給のバランスが崩れて発生する食品廃棄(フードロス)は、他の食品でも大きな問題になっています。その中でも牛乳は特に私にとって身近だったので描かせていただきました。が、牛乳に限らず、どの食品も適切に消費され、コロナ後も変わらず生産者にも消費者にも幸せなおいしい食卓が続くことを切に祈ります。
*牛乳が体質的に合わない方は無理して飲まないでね。でもこの機会に、ご自身の好きな食べ物が適切に生産、消費されているのか調べてみるのはおもしろいかもしれません。(「フードロス 通販」で検索すると様々な支援サイトが出てくるので参考にしてみてください)
*牛の生育環境に不信感があって牛乳を飲むのを控えている方もいると聞きます。そういう方はぜひ、牛の生育環境を調べてみてください。あなたの想像よりずっと豊かな生活をしている牛もきっといるはずです。そういう牧場の牛乳はお値段が高く感じるかもしれませんが、市場ってたぶんそういうものです。
▼農水省による、プラスワンプロジェクト告知はこちら。牛かわいい(笑)
まずは6月まで!牛乳のものも〜〜!