![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/23942754/rectangle_large_type_2_8b9b3e9ffff1e60991c0be92ebd78acc.jpeg?width=1200)
牛乳もう1杯とフードロスの話【プラスワンプロジェクト】
こんにちは!牛乳を飲みながらイラストを描くしまだです。
農林水産省が「プラスワンプロジェクト」というものをスタートしました。
私、幼いころから牛乳が大っっっっっ好きです。亡くなった祖父は酪農家、私は岩手で牧場の職員をしていたことがあります。
酪農は大変、とはよく聞きますが、実際に目にした私が感じたのは「牛ありきの酪農なんだ」ということ。
ってあたりまえなのですが(笑)
私が岩手に行ったのは、東日本大震災の3年後でした。
「震災、大変でしたか?」と聞いたら、
「自分たちの生活はなんとかなったけど、停電で搾乳機(さくにゅうき)が動かず、みんな手で搾乳したのが大変だった」と。
その牧場にいた乳牛は80頭。1頭が1日に出すお乳の量は20−30リットルと言われているので、その牧場の1600〜2400リットル。リットルっていうか、トンですよ。はー・・・。
でも当たり前のことなんです。子どもを産んだ後の牛はお乳を出すんです。それは人間も一緒。何か起こったからって、自分で止めることはできません。
で、です。
いま、コロナの影響で牛乳が大変なことになっています。だから、プラスワンプロジェクト、という話を、どうしても描きたくてマンガにしました。
※農林水産省の発表内容に、自分の経験を加えて描いています
元々乳製品(特に牛乳とヨーグルト)は比較的いただいていましたが、この1ヶ月は外出自粛もあり、これまで以上のペースで飲んでいます。一人暮らしで牛乳1リットルを2日で飲むペースです。でも意外と太らない。むしろ!タンパク質!
需要と供給のバランスが崩れて発生する食品廃棄(フードロス)は、他の食品でも大きな問題になっています。その中でも牛乳は特に私にとって身近だったので描かせていただきました。が、牛乳に限らず、どの食品も適切に消費され、コロナ後も変わらず生産者にも消費者にも幸せなおいしい食卓が続くことを切に祈ります。
*牛乳が体質的に合わない方は無理して飲まないでね。でもこの機会に、ご自身の好きな食べ物が適切に生産、消費されているのか調べてみるのはおもしろいかもしれません。(「フードロス 通販」で検索すると様々な支援サイトが出てくるので参考にしてみてください)
*牛の生育環境に不信感があって牛乳を飲むのを控えている方もいると聞きます。そういう方はぜひ、牛の生育環境を調べてみてください。あなたの想像よりずっと豊かな生活をしている牛もきっといるはずです。そういう牧場の牛乳はお値段が高く感じるかもしれませんが、市場ってたぶんそういうものです。
▼農水省による、プラスワンプロジェクト告知はこちら。牛かわいい(笑)
【お知らせ】需要が減少している牛乳乳製品の消費拡大を図るため、牛乳やヨーグルトを普段より1本多く消費することを推進する「プラスワンプロジェクト」を始めました。https://t.co/bouXO1gTOF
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) April 21, 2020
生乳は、乳牛の病気を防ぐため毎日搾乳する必要があり、生産量を短期的にコントロールできません。給食の停止、外食の自粛等で牛乳・乳製品の需要低迷が続けば、搾った乳を捨てたり、最悪の場合、牛を減らさなくてはなりません・・・
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) April 21, 2020
春先に出産をした牛の乳量が最も多くなる、6月までの生乳生産のピークを乗り切ることができれば、この危機を回避することができそうなんです。 pic.twitter.com/mTJU1UcqOj
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) April 21, 2020
お買い物の際に牛乳やヨーグルトを普段より1本多く購入いただきたく、ご協力お願いいたします。毎日牛乳をモ~1杯、育ち盛りはモ~1パック。#プラスワンプロジェクト #牛乳https://t.co/xudftISbzx
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) April 21, 2020
まずは6月まで!牛乳のものも〜〜!
いいなと思ったら応援しよう!
![島田 あや | イラスト/Canva公式クリエイター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63671766/profile_2c50285187d7e9a6218a2d151edb8f47.png?width=600&crop=1:1,smart)