歯科材料80項目
歯科項目検査は約 80 種類の項目以外に、歯科以外の手術用の麻酔 30 種類も検査していますので、100 項目以上を 検査しています。こちらには掲載していない重金属類(チタン等)、歯科用ゴム手袋(ラテックス)や歯磨き粉などは、780 項目の検査をご覧ください。 歯科材料や麻酔は、多くの種類があり、毎年いろいろな新素材や新薬剤が出てきていますので、合わない素材や薬剤がある 場合は、別の種類のものを使ってもらうように医師にご相談ください。
歯科材料テストはこんな方におすすめ
●麻酔や消毒が苦手
●アレルギーなどの自覚症状がある
●歯科治療箇所が多い方で、これからさらに歯科治療にかかり、詰め物やかぶせ物などを入れる予定のある方
画像のようなA4用紙1枚の報告書となります。
アマルガム、銀歯、金歯等のせいで体調に影響があるのではないかとお考えの方は、780項目検査の項目で充分です!780項目検査には、60項目以上の重金属、フッ素、アマルガムが含まれています。
歯科材料80項目テストは、ほとんどがメーカー名でできています。歯科医で使う薬剤は、麻酔から充鎮材、接着剤等いろいろあり、各メーカーで成分も違います。あるメーカーに反応がある場合、別メーカーに変えてもらうというような使い方ができます。
ヨーロッパでは、歯科金属類(金歯、銀歯等)が使われなくなって10年以上が経過しました。金属はアレルギーを起こしやすいというのが理由です。安価なレジン重鎮が基本で、インプラントやブリッジもオールセラミックの世界です。もちろんインプラントの内部の柱は金属ですが、口腔内に直接金属が触れるということは一切ありません。
日本ではいまだに保険適用内ということで銀歯(アマルガム)を選択する方が多いですが、体内に溶け出し、金属アレルギーを発症する方が非常に多く危険です。特に皮膚疾患のある方は銀歯を疑ってみてください。
歯科麻酔で心臓がドキドキしたり気分が悪くなるという方は、シタネストという歯科麻酔がおすすめです。シタネストにはアドレナリンが入っていません。ただ、シタネストは効き目がマイルドなので使いたくない歯科医師が多いのが現状。シタネストを使ってくれる歯医者さん=理解ある歯医者さんだと思います!
歯科材料80項目の検査項目
歯の構造
象牙質、セメント質、エナメル質、歯冠
細菌類
口腔細菌(アクチノマイセス菌)、ラクトバチルス アシドフィルス菌、ストレプトコッカス・ミュータンス菌、黄色ブドウ球菌,ノカルジア属菌.酸、糖、細菌性プラーク、海綿静脈血栓症、ルートヴィヒ狭心症
虫歯予防・歯科薬品類
フッ素湿布、マウスウォッシュ、オレンジオイル、歯形製作剤、研磨剤全般、研磨剤・Minerva社、防腐剤・根幹用・Cresophene社、抗菌剤・Microprime社
歯科麻酔
表面麻酔、笑気ガス(亜酸化窒素)、シタネスト-オクタプレシン、シタネスト®プレビピカイン、アドレナリン添付リグノスパン、スキャンドネスト3%、オラキックス®リドカイン/プリロカイン、ポロカイン®メビピカイン、キシロカイン®リドカイン
充填剤
アマルガム(水銀、銅、スズ、銀、亜鉛を含む)、仮詰め充鎮材全般、Coltosol社、I.R.M.社、Kalzinol社、充鎮剤(酸化亜鉛樹脂)、充填剤・グラスアイオノマーセメント、充鎮剤・Herculite、根管充鎮材全般、根幹充填剤・Apexit社、Dyract社、Tubliseal社
レジン樹脂全般、Bis-GMA ビスフェノールAグリコシジルジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリラート(モノマー樹脂)、アクリル樹脂、コーティング剤・空洞壁用・Cavalite社、コーティング材・仮詰め用、コーティング材・充填用、コンポジットレジン全般、コンポジットレジン・Bis-GMA、コンポジットレジン・フジ II LC社、コンポジットレジン・GC Fuji IX GP社、コンポジットレジン・TetricN-Cream社、ウレタン ジメタクリラート(レジン)、メタクリル酸メチル(レジン)
レジン=樹脂は、虫歯などを削った後に詰めて光を当てて固めて使うもので、詰め物にも被せ物の材料としても広く使われています。歯科ではコンポジットレジン=セラミック粒子(フィラー)と合成樹脂(マトリックスレジン)を8:2の割合で合わせた白いプラスチックを使用。金属含まないので金属アレルギーになりにくく便利な素材です。
色々なコンポジットレジン
マトリックスレジンはジメタクリレート(Bis-GMA、TEGDMA、UDMAなど)、フィラーは有機質複合フィラー、ガラスフィラー、超微粒子フィラーが使用されています。
被せ物(クラウンやインレー)の材料
金、Presciano(金)、セラミック全般、ベルグラス、Cercon、Cercon S、Cerpress、Duceram Plus、フッ化リチウム(ガラス系セラミックス材料)、メタルボンド(内側が金属で見える部分がセラミック)、クラウン装着時のコア(軸)材全般、シリカ
被せ物の材料は、金属、セラミック(陶材)、レジン樹脂の3種類。
セラミックは土からできている本当の陶器のものもありますが、最近は色々な種類のニューセラミックがあります。値段は高いですが、金属アレルギーの人に便利!
接着剤
接着剤全般、カルボン酸塩液、カルボン酸塩粉末、Ledermix、Prime ‘n’ bond社、Syntac社、Solo Bond社、GC フジ Bond LC社、リン酸亜鉛、メタクリル酸2-ヒドロキシエチル
その他
歯科用ホメオパシー液(歯周病、膿瘍、顎骨炎の人から採取した血液やバクテリア、歯垢の波動)
麻酔薬
⚫ ベンゾカイン(Hurricaine® & Americaine®) 歯科用表面麻酔薬 ⚫ ブピバカイン HCl(Marcaine® & Sensorcaine®)アミド型局所麻酔 2~8 時間持続。アミド型。リドカインの 4倍の力価(強さ)でアドレナリン非含有。20~50分程度の短時間手術に適しているため、帝王切開で使用される。 アドレナリン不要で使用可能。 成分:ブピバカイン塩酸塩水和物、添加物:塩化ナトリウム、メチルパラベン、プロピルパラベン、pH 調整剤 Bupivacaine Hydrochloride Hydrate ⚫ クロロホルム=トリクロロメタン。 吸入麻酔薬で肝臓に障害が起きる可能性があり、現在ではあまり使用されていません。 医療用の溶媒や試薬として使用されています。 ⚫ クロロプロカイン HCl(Nesacaine)エステル型局所麻酔薬。外科的処置、分娩時に使用。 ⚫ コカイン HCl エステル型表面麻酔、局所麻酔、精神刺激薬。エピネフリン不要で使用可能 ⚫ コデイン=メチルモルヒネ 鎮痛、鎮咳、下痢止め。風邪薬に含まれていることが多い。 ⚫ デスフルラン(Suprane®)全身麻酔 ⚫ ジクロロテトラフルオロエタン(フルオロエチル®)喘息治療薬噴霧吸入器、冷媒・冷却剤、エアゾール噴射剤、消火剤 ⚫ ジエチルエーテルドロペリドール(イナプシン®)吸入麻酔 ⚫ エンフルラン(エトラン®)吸入麻酔。2008 年から終了 ⚫ 塩化エチル=クロロエタン 局所麻酔 ⚫ エチドカイン HCl(デュラネスト®)アミド型局所麻酔。90~180 分の歯科麻酔効果。 ⚫ クエン酸フェンタニル オピオイド鎮痛薬。癌疼痛用。錠剤やテープなど種類がある。 ⚫ ハロタン(フルオタン®)吸入麻酔 ⚫ イソフラン(Forane®)エーテル系吸入麻酔 ⚫ メタドン HCl=ヘロイン誘導体。オピオイド系の鎮痛薬。癌疼痛用。 ⚫ プロポフォール 全身麻酔や鎮静剤。静脈麻酔。 ⚫ メピバカイン HCl(Carbocaine®)アミド型の局所麻酔薬。アドレナリン不要で使用可能。 成分:メピパカイン塩酸塩、塩化ナトリウム、リン酸水素ナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸メチル、塩酸、水酸化ナ トリウム、注射用水。 ⚫ メトヘキシタールナトリウム(Brevital Sodium®)短時間作用性鎮静催眠薬 ⚫ ミダゾラム HCl(Versed®)ベンゾジアゼピン 系の麻酔導入薬・鎮静薬。商品名はドルミカムおよびミダフレッサ静注 0.1%ブコラム口腔用液 10mg。1~6 時間効果が継続。 ⚫ モルヒネ オピオイド系鎮痛剤。吸入, 経口, 皮下注射, 筋肉内注射, 静注。 ⚫ 亜酸化窒素 笑気ガス、歯科治療の場合恐怖心暖和の目的で使用。全身麻酔。 ⚫ ヒドロコドン(バイコディン®)半合成オピオイド。麻薬性鎮痛剤。鎮咳剤。 ⚫ プロカイン(ノボカイン®)エステル型の局所麻酔薬。コカイン代用薬。 ⚫ 臭化ロクロニウム(ゼムロン®)アミノステロイドの非脱分極性神経筋遮断剤・筋弛緩薬。商品名エスラックス ⚫ ペントタールナトリウム バルビツール系鎮静麻酔薬。全身麻酔。商品名ソムノペンチル ⚫ 塩酸テトラカイン(ポントカイン HCl®)エステル型局所麻酔。 ⚫ トリクロロフルオロメタン(フルオロメタン®)=フロン 11 オゾン層を破壊するフロンなので現在は排出抑制されている
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