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InterFMの番組「The Room Radio」にDJ MIXを提供しました。

5月24日(日)16-17時、InterFMの番組「The Room Radio」に提供したDJミックスがオンエアされました。ラテンソウル・ファンク、ラテンジャズやサルサ等、ラテン尽くしの1時間。The Roomはもちろん、今年2月に「新しいラテン」特集の企画を担当し、この5月で休刊となる『ラティーナ』誌にも想いを馳せつつ選曲しました。

もうRadikoでのアーカイブも聴けなくなってしまいましたが、おかげ様で好評だったため、ジャズDJとして名高い大塚広子さんとMr. Ok Jazzさんによるネット・ラジオK.O.L. Radioに、この日の改訂版的なミックスを提供しました。聴いてくださった方も聴けなかった方も、引き続きこちらを楽しんでいただけたら幸いです。


「The Room Radio」はThe Roomに所縁のあるDJが週替わりでノン・ストップ・ミックスをプレイする番組です。The RoomはKyoto Jazz Massiveの沖野修也さんがオーナーで、Champ Recordsの冨永陽介さんがディレクターを務める渋谷の老舗小箱。

私はThe Roomで「Soul Matters」というイベントを主宰している他、「CHAMP」の隔月レギュラーを務めており、今回のラジオでは、沖野さん曰く「The Room新世代」としてDJ MIXを提供しました。ツイッターでは、80以上のいいねがつくなど、オンエア前から注目していただきありがたい限りでした。


こちらは紹介してくださった沖野さんのブログ。

放送当日は #theroomradio のハッシュタグを使いつつTwitter上でリスナーの方々とやりとりしながら聴いてました。とにかくハッシュタグの勢いがものすごい。ラテンに馴染みのない方も多かったみたいですが、そうした人たちが興奮しながら聴いている様子が伝わってきて、こちらも嬉しくなりましたね。また、TL上では自分のミックスについても解説。DJミックスを介してコミュニケーションを取るのが楽しかった。

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最後に今回ラジオで選曲した中で、特にお気に入りの曲を紹介して終わりたいと思います。
まずは、The Nombres「Todos」

「Todos」は頭の声をジングル的に使いました。心地よいラテンソウルですね。The Roomにも来たシカゴの再発・発掘レーベルNumero GroupからLPが再発されてますが、こちらはLPとはバージョン違いの7inchのBethレーベルから。さらには7inchでもLorain Sound Records版は、ビーチの夕暮れに合うゆったりとした曲調になっておりこちらもオススメです。


続いては、マイケル・ジャクソンのラテントリビュートなどでも知られるTONY SUCCARの「Sentimiento Original」。

Tony Succar「Sentimiento Original」は、2019年にラテングラミー・ベスト・サルサアルバムを受賞したアルバム『Mas de Mi』収録曲で、ストレートにかっこいいサルサですね。この曲についてはかなりの思い入れがあります。実は今年、『ラティーナ』3月号で「新しいラテン」という特集を企画・執筆しました。

特集では現行サルサ、(デジタル)クンビア、グルーバル・ベース、エレクトリック・フォルクローレに分けて新譜の傾向を解説しつつ注目作を紹介しました。しかし、ラテンのクラブミュージック、またはクラブミュージックの影響が濃い生音を重視したため、「Sentimiento Original」を特集のディスクガイドに入れるのを泣く泣く断念。それから、ずっとどこかで紹介したいと思っていたので、タイムラインで盛りがってるのを見たときは感無量でしたね。本当に貴重な機会をいただきました。

「The Room Radio」は毎週日曜16-17時、InterFMやradikoで毎週聴けますので、これからもよろしくお願いします。


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島 晃一 (映画・音楽ライター、DJ)
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