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私の仕事、サイエンスライター is 何?

目の前の人が「職業はサイエンスライターです」と言って、どんな職業かわかる人はどれだけいるのやら……。実際、初対面の人と名刺交換すると、「サイエンスライターって何をする人ですか」とよく聞かれます。

そのときは、内心(ぐぬぬ)と思いつつ、「科学雑誌の『ニュートン』で記事を書くなど、最先端の研究や科学ニュースをわかりやすくおもしろく書く仕事です!キラッ☆」と答えると、一応納得してくれます。直訳すると「科学について書く人」ですからね。

でも、それだけじゃないんですよ。

一般向けだけでなく専門家向けの記事も書く

最初に、サイエンスライターというかフリーランスになった経緯を紹介します。

大学院を修了後、5年くらい食品会社に勤務していたある日、当時書いていたブログを読んだ出版社から書籍化を打診。今の会社にそのまま勤め続けるのもなあと考えていた時期で、「自分の文章を評価してくれて、書くことを仕事にできるなら」退社し、フリーランスでサイエンスライターを始めることにしました。

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中央にあるのが、処女作『おもしろ遺伝子の氏名と使命』(オーム社)。現在は、写真右にあるように『ニュートン』で記事を書くとか、腸内細菌専門のメディアであるMykinsoラボの編集長を務めるとか。

あとは書籍のお手伝いも。編集協力みたいなかたちで参加したものはこちらです。

また、一般向けだけでなく、専門家向けの記事も書きます。写真の左にある『NEXT』は、科学機器・機器メーカであるサーモフィッシャー・サイエンティフィックの研究者向け情報誌で、同社の製品のユーザーインタビューも担当しています。これは完全にプロ向けですね。

詳しくはこちらをどうぞ。

価値観が異なる話題について判断材料となる記事を書きたい

サイエンスライターは、直訳すると「科学について書く人」だけど、書く内容や書き方は、ライターによって違います。

サイエンスライターでいえば、科学についてノーベル賞などの時事ネタをスピーディーに書くか、一般に知られていないことに光を当てるか、エンターテインメントに仕上げるか、センシティブな話題を取り上げるか、、プロ向けに書くか、いろいろタイプがあります。

個人的には、読んだ人がちょっとでもいいから心が動かされるようなものを書きたいなあと思っています。センシティブな話題を取り上げ、読者に問いかける文章とか。

科学が技術が進歩する中で、人によって価値観が違って、意見が対立することが増えていますよね。「ゲノム編集」とか「出生前検査」とか。出生前検査については遺伝カウンセリングの記事も書きました。

そういったことについて、原理を知ったうえで読者が判断材料となるような記事を書きたいですね。

まあぶっちゃけ、依頼があれば大抵のものは引き受けます。生物分野が得意なんですけど素粒子の記事も書きましたからね。

サイエンスライターという職業そのものについては、知り合いと対談した記事の真ん中あたりから紹介しています。

執筆依頼、どんとこーい!

他の制作物やご依頼は次のWebサイトからどうぞ。ご依頼お待ちしております!


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しましょ|サイエンスライター穏健派ゆるふわ系
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