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セミの浮く風呂に入る出張1日目

湯船にセミが浮いていました

誰もいないことを狙って、少し遅い時間に向かった大浴場。
今日、泊まっている場所は何がイチオシなのか分かりませんが、温泉があるような触れ込みで、露天風呂もサウナもある。
これは楽しみにして良いんじゃないか?と、計画段階からチェックしていました。

部屋でリラックスした時間を過ごして、ほどよく眠気がやってきたころに大浴場へ。
期待していたとおり、誰もいない貸切状態。
きっと客数も少なくて、利用している人も少ないと思えるほどに、ひと気がありませんでした。

脱衣室でテンションを上げながら浴室に突入して、サウナの場所をチェックしながら、備え付けのシャンプーの様子や露天風呂を確認。
とりあえず体を洗って、お湯で温まってからサウナだと意気込みました。

そして、いよいよお湯に浸かろうとしたとき、目の前に流れてきたのはアブラゼミ。
動いていない。
アブラゼミだよね?と頭の中で反芻し、やはりセミだということを冷静に確認しました。

お湯に中に入れたままにしておくか。
そうした場合、浸かっている自分の近くへと流れ着いてくる可能性もある。
昆虫は苦手。
できればリラックスできる時間には視界に入れたくない。

タライを持って、お湯ごとセミを掬った。
そのまま露天風呂へ持って行き、囲いの上からお湯ごと投げた。
囲いの向こうがどうなっているかは知らない。
けれど、人がいるような場所でもないだろうし、何の明かりも見えないくらいの真っ暗闇だった。

セミが片付いた温泉へ、改めてゆっくりと浸かろうと肩まで沈んだものの、今さらセミが旅立っていったお湯に浸かるというのも・・・と。
温度も少し高い。
露天風呂なら落ち着いて入れるのかと外に出た。

暗い。
ひと気が無い。
照明も仄暗い。
お湯は温度が低く浸かりやすいといえるのか、生温かいというのか・・・

サウナに行こう。
入ったサ室は定員5・6人というほど。
湿度が高く90度の設定。
悪くない。
砂時計を逆さにして、一番温度が高いと思われるところに座った。
昼間、水を取りすぎていたのか、汗がガンガン出る。
流れ出る汗を撫でながら暑さを楽しむ。
良い。

砂時計が終わったのを見て、水風呂へ向かった。
タライに水を汲んでかぶると刺激を感じない。
足を入れてみる。
いちおう温度は低い。
肩まで入った。
20度くらいか。
冷えない。

蛇口から水を足してみた。
変わらない。
流れ出る水に触れてみた。
歯磨きをするにはちょうど良さそうな温度。
そもそも蛇口から出る水が20度ぐらいのようだった。
これはいつまで入っていても、パキッとした感覚は味わえない。
露天風呂で外気浴をしよう。

外に出ると、照明を浴びているカエルが目に入った。
きっと明かりに集まる昆虫を食べに来ているのだろう。
少しぬめった雰囲気が生々しい。
よく見ると2匹いる。
そこでカエルが生きている感じがする。
ただ、あまり見たいものではなかった。
外の風はちょうど良かったが。。。
風呂場を出た。

丸森町という宮城県の最南端で、すぐそこは福島県という場所

何かの縁があって丸森町へやってきた。
1年ほどまえから話しを聞き、いつかここに呼ばれるのだろうと思っていた。
まだ明るい時間帯から、街の中をウロウロとして、どんな街で何があるのかを見ていた。
よく分からない。
街のウェブサイトも見る。
外から人を呼び込むような観光地では無さそうだった。
きっとゆっくりとした時間を過ごせば良さが感じられて、そこにあるものや見るべきものも分かってくるのだろう。

あまり縁のない東北

そもそも東北地方には縁がない。
西に行く機会は数えられないくらいに何度もあるのに、東へ向かうのは3回目か4回目か。
大宮から新幹線に乗ったのも。

車中の混雑に驚きながら、窓から見える景色の長閑さにも驚いた。
そして猛烈な暑さと予報で言われていたのに、たどりついた仙台では風が冷えていて、意外なほどに外を歩いていられた。
ただ滝のような汗をかいた。


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しましま
山に登ったり神社へ行ったり。 普段はウェブサイトのサポート業務を行っています。その中で身につけたことをちょっとずつnoteに書き残していこうと思います。