ジーネクスト(4179)
ジーネクスト(4179)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、新規上場会社情報のメモします(Pは同社のⅠの部参照)。
<目次>
・基本情報:何となく会社の概要記載
・外部環境:対象会社の市況・競争環境感
・内部環境:会社の事業等で分かったつもりになった記載
・財務諸表考察:ここがメインですが、財務諸表を読んでの感想など
・所感:全体の感想
<基本情報>
・2001年7月にSW系の会社で創業、その後、顧客対応窓口向けシステムの開発及び販売など、またSWの開発拠点をアジアに移しながら顧客対応業務向けサービスを拡大しているように見えます(P3)。
<外部環境>
・正直よくわからないですが、定型的な顧客対応業務を自動化・省力化するというニーズは多分にあると思いますのでDX化という流れに合致している印象です。市場が伸びそうですが、競合もそれなりにいそうな気もするので同社記載の「ユーザビリティの更なる向上」がキーになってくるものと思います(P15)。
<内部環境>
・セグメントは「顧客対応DXプラットフォーム事業」の単一事業のようですが、ストック型・フロー型などの比率を開示したりしています。足元ではまだ顧客基盤を拡大しているフェーズで導入などの収入でワンショットで生じるフロー型が大きく締めているようです(売上の80%強程度?)。
・20/3期までは売上高531,252千円(前年同期比5.1%増)、営業損失は178,382千円(前年同期は営業損失104,662千円)、当期純損失は184,645千円(前年同期は当期純損失110,192千円)と先行投資などで赤字継続だったようですが、申請期のQ3累計では売上高は551,058千円、営業利益は65,421千円、経常利益は65,921千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は56,607千円と黒転しています。
・その他:
-従業員が40名程度と少数精鋭な印象です。平均年収も平均年齢が30代半ばなのに600万円程度と気持ち高目な気がします。
-CFOが2019年11月にJoinしていますが、ココペリ(4167, 2020年12月上場)に在籍していたようです(直近までかはわからないですが、少なくとも2019年1月にJoinしたようです)。同社のⅠの部ではCFO不在のように見えますが、別の管理部の役員が直前期の終わりごろ(2020年1月)に入っているので、それで上場出来たのでそういうものなのかもしれないです。
<財務諸表考察>
Cashが総資産の75%くらいを占めており、Cashと売掛金と純資産が見合っている状態です。資産で上げるなら、過去赤字だったので税務上の欠損金は抱えているはずですが、繰延税金資産がないのは、もう少し連続で利益計上出来るようになってから繰延税金資産を計上しようという話なのかもしれません。ある期に少し純利益が増える時があるかもしれません。
PLでは、19年3月期・20年3月期の通期で連続赤字ですが、申請期のQ3流刑系で黒字になっています。しかし、当面は先行投資で大きく利益を出せるかはちょっとまだわからない、当面は売上の伸びを見てというところかもしれません。
<所感>
業界も詳しくなくあまり感想は無いです。さっとこれも30分程度で書いてみました。
株価がどうこうといった話はあまり関心が無いので、他のサイトで見て貰えたらと思います。以上。
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