疑いの心から見えてくるわたしたち|疑心暗鬼こじらせ女子Ver.
こんにちは、さくらです。
わたしは現在、占いの鑑定士をしています。
そこには日々様々な悩みや相談が寄せられるのですが、中でも一番多いのがやはり恋愛相談です。
完全クローズドの鑑定になるので、かなりディープなご相談もありますし、叶わない、うまくいかない苦しい恋愛を打ち明けてくださる方も多くいらっしゃいます。
でも、中には傍から見たら「なんて幸せな状況なの!?」と思えても悩み、背中を押してもらいに占いに訪れる方もいらっしゃいます。
付き合い立てホヤホヤ、どう考えたって誰もがうらやむ一番楽しい時期。
彼に大切にされている実感があり、将来結婚したいとも言われている。
そんな幸せそうな状況にも限らず、
「彼の気持ちが知りたいです。」
「彼はわたしのどこが好きですか?」
「彼とこの先うまくいきますか?」
「彼は元カノとわたしどっちが好きですか?」
「彼は浮気しませんか?」
「彼は遊び人ですか?」
などなど、意外に片思いをしている人よりも、彼氏がいる人からのこの質問が多いのです。
えー!!なんでそんなに自分が大好きな彼氏のこと疑うのー!?!?!?
と、今のわたしであれば全力でそう思いますが、この疑いの気持ちもわからなくはありません。
というのも、わたしも数年前まで、彼氏を疑いまくりのスーパー疑心暗鬼こじらせ女子だったからです。
少し連絡がこないだけで、
わたし何か気に障ること言ったかな?
事故にあって連絡できないとか!?!?
わたし以外の女の子と会ってるから連絡ないんだ。
わたしが可愛くないから愛想尽かされたんだ。
別れ話の内容を考えているのかもしれない。
このまま連絡こなくて自然消滅かも…。
なんて、勝手に不安になって悪い妄想を膨らまし、悩み苦しんでいました。
さらにSNSをチェックして彼のログイン状況を確認しては、わたしには返事くれてないのに…とショックを受ける毎日だったのです。
(わたしは過去超スーパーネガティブ人間だったことをここにお知らせします。こうやって羅列すると、とんでもなく勝手な怖い妄想行動ですね。(笑))
そんな風に不安で不安で仕方がなかったものですから、もっと彼に自分を見てもらおう、愛してもらおうと必死になっていました。
でもどんなに努力して彼に見てもらえたって付き合ったって愛されたって、不安は何一つ消えませんでした。
彼の「好きだよ」って言葉が減っていく、連絡の頻度が落ちていくにつれて、わたしの捨てられたくないがためのいい子ちゃん奉仕精神はどんどんエスカレートして、ただの「重たい女」になりフラれてしまう。
このパターンを永遠繰り返していました。
もちろん男性側にも非はあると思いますよ?(笑)
愛情表現が少ないし、言葉も少ないし、連絡マメじゃない人も多いし、女子が不安になる要素の塊でしかないと思ってます。
(男性諸君、たまには「好きだよ、愛してるよ、可愛いよ」のガソリンはいれてあげてくださいよ!!(笑)それで女子は100倍頑張れるし、綺麗になります。そういうものです。)
でも昔のわたしのような女子に、どんなに「好きだよ、愛してるよ、可愛いよ」と言ったところで満足しないし、永遠にその言葉を言い続けなければ満たされ続けることはないのです。
その満たされない原因は、自分に自信がなく自分のことが嫌いだからでした。
こんなわたしのこと、好きになるはずがない。
愛しているなんて、遊びで言っているに違いない。
可愛いなんて思ってないのに気を使って無理して言ってくれてる。
そうやって素敵な言葉をかけられても、自分のことが嫌いな以上素直に受け取ることもできなければ、逆にもっと自虐的な考えに走ってしまいます。
わたしのところに相談にくる彼女たちは、
「自分には価値がありません」
と言っているようなものです。
自分が「これ価値ないなー」と思っているものをわざわざ選んだ人を見たとき、「なんでそんな価値ないもの選んだの?」って思いますよね。
それは彼女たちの意識に置き換えると、「わたしという価値ない人間を選んだ彼氏、え?意味わかんない」ということ。
無意識に「こんなわたしの事なんて好きになるはずがない」が前提にあるので、好きだと言われる一番幸せな状況に「疑い」が生まれるんです。
幸せな状況にも関わらず、信頼すべき人に疑いの感情が出てきたら、それは自信がなく自分には価値がないと感じている時なのかもしれません。
自分を大切にできていない時なのかもしれません。
心のコップという表現があります。
心のコップの中に他者からどんなに水を注いでもらっても、その水はすぐに蒸発し枯渇してしまいます。
さらには他者に水を注いであげるためには、自分の心のコップから水が溢れた状態でなければ与えることはできないのです。
心のコップに水を満たすことができるのは自分だけです。
心の底から水が湧き出るようなイメージで、常に自分のコップを自分で満たせるようにならなければならないのです。
それができなければ、一生他者に水をねだり続けなくてはなりませんし、自ら与えたいタイミングじゃないときに要求された側は、奪うばかりのあなたのことをだんだん嫌になっていきます。
無意識に彼に水をねだっている状態、これが『重たい女』という状態なんですね。
他者に満たしてもらおうと思っていてはいつまで経っても満たされません。
まず自分が自分を認めなくては、他者に認められることはありません。
自分を認め、自分を愛し、自分で自分を満たせるようになったら、頑張らなくても飾らなくても認めてくれる人が現れるし、我慢しなくていいし、不安にならないむしろ楽しい人生を送れるようになります。
これは今のわたしが、数年前のわたしに声を大にして言ってあげたいことです。
あなたはありのままの自分を認められていますか?
どんなことをしてあげればあなたの心は満たされ、自信が湧いてきますか?
これは恋愛のことに限らず、すべての人間関係やこれからの自分の在り方にも重要なことです。
今一度わたし自身も、自分と向き合ってみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました^^