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アート巡り ドクスト展から小山久美子展

11/12 母の通院付き添いで上京し、初めてユニバーサルデザインタクシーを使ってみた。いわゆるジャパンタクシーだ。
アプリでは伝わるまいと、電話で状態を言ったのがよかったと思う。
少ない台数の中から、よくぞこのタイプが来てくれた。
乗る時に車体が7センチ下がり、一段階段をおいてくれるのがありがたい。
捕まり歩きオンリーの歩行器が縦のままトランクに入り、それだけでなんだか心強い。介護の味方を得た思いだった。


Dr.STONE アニメ 5周年記念原画展

その午後、自分へのご褒美で有楽町マルイへ。
TVアニメDr.stone大好きっ子としては、やはり行かねばなるまい。


5周年だからって、スーツ姿で花束の千空ちゃん。似合わねぇ。
いいなー。ドラゴ売ってた時があったのか。
はぁ尊い。設定資料のさらっと鉛筆で書いた感じがたまらん。
お元気いっぱい!の千空ちゃん、かわゆす。
不思議な服が、パンチラにならないよう守ってくれてる。

「原画展」と銘打っているが、鉛筆で紙に書いたものは5-6点程度で、ほぼプリントアウトされたものばかりなのはどうしたらいいのか・・・
生の線がもっと見たかったんだよう。

しかし、プリントされたものであっても、復活液を作る装置とか、発電機とか、機織り機の書き込み量と、徹底したリサーチで、動きを明確に指示してあるあたりは見応えあった。むしろこれをA全ぐらいに拡大して、どどんと飾って欲しかった。
生原画は撮影禁止。穴が開くほど眺めてやったぜ。

ほんというと、Bouichi先生の生原稿こそ、展覧会で見たいのです。何卒。


小山久美子個展 【叉】​さ

第27回岡本太郎現代芸術賞見に行った時に痺れたので、個展を楽しみにしていた。この作品↓たまらんでしょ。

「三月、常陸國にて鮟鱇を食ふ」


地下鉄銀座線三越前で降り10分ほどさすらうと、その画廊はあった。
小さな声で「こんにちは」と言いながら入る。中には五点の新作が並ぶ。
正直規模はかなり小さい。これのためだけに上京したら肩透かしだ。
でも、その分作品の密度はすごい。
ミュージアムスコープを持ってくればよかったな。

Space2*3。看板がなければ画廊とはわからない
入り口のポスターが「下絵」とは、意表をつかれる
入ると横長な作品がお出迎え
歩道橋と羊と牧羊犬。なにこの組み合わせ。
列を乱すのは許さん。
こちらも吠えられております。
「寝入ヶ原」いい名前の交差点。逃げる羊の躍動感よ。
入り口にあった下絵の仕上がり「trimming 2」
この子の垂れ具合が好き!
シュールな組み合わせ。素敵だ。
奴らならこんな所でも登るかもしれない

令和の米騒動を描いた作品
馬鹿らしいくらい値上がりしたお米。半分はマスコミが煽ったせいだと思う。
ご飯がなければ、フラペチーノを食べればいいのよ。


画廊の方が冷たいお茶を出してくださる。
四方山話のついでに不思議な店名「Space2*3」の読み方を聞いてみた。 スペース ツーバイスリーと読むそうだ。

小山さん手作りの一点もの画集と、右利きなのに左手で書いた「左手日記」を見せていただく。
行った方、「左手日記」これは必見です!!

作家さんならではの捉え方、利き手でなくてもここまで描けてしまうという凄さよ。画力はやっぱり目→2次元に叩き込む力なんだな。

叉という漢字の成り立ちを独自解釈。
トンビのスケッチ。目がクリクリして可愛い!須坂動物園行かなきゃ。
信号機に登っていたヤギはマーコール
これが左手。文字は辿々しいけど、絵となるとなんでこんな上手いんでしょう。
わんこの描写力よ。

作品の点数は少なかったけど、濃厚な密度とパワーががすごくて、大層満足な個展でした。
可能であれば、もっと大きなハコで全作品をドカンと見せて欲しい!
今後も展覧会があれば追いかけたい作家さんです。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。




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