今年最後のお雛様
毎年、友人がお雛様を出したとブログにアップすると、私は大慌てでお雛様を出す。
もう娘も結婚して嫁入りしたので、引っ越し以来倉庫に眠ったままだった。
昔から目のあるものは、一年に一度は出さないといけないよと言われていたけれど、面倒なのもあって出していなかった。
ところが、娘が赤ちゃんを授かって、お腹の子が女の子だと分かった。
今年の夏に出産予定だから、来年は初節句。送ってやろうと思っている。
と言うことは、我が家で飾るのも今年最後ではないか。
倉庫から箱を出してきた。
このお雛さまは私が生まれた時に、今は亡き祖父が買ってくれたものだと聞いている。
七段飾りで、内裏雛、三人官女、五人囃子、菱餅や雛道具、御所車など全部あったのだけど、私がずっと住んでいたのは団地なので七段飾りも持ってこられず内裏雛だけ持ってきたのです。
そしたら、いつの間にか母がその下全部捨ててしまい・・・今では内裏雛しかありません。
娘夫婦に、昔は七段飾りだったんだよ~!と言うと、保管と飾るのが大変と言われ、今の住宅事情ではやはり七段飾りは厳しいのですね・・・。
久しぶりに出してきた雛飾り。
良く見ると、房はぐしゃぐしゃだし、冠のボンドが外れている。
これは送る前に直しておかないと。
やかんを取り出してきて湯を沸かし、蒸気をあててクセをとる。
そして男雛と女雛の冠とサイシもボンドで接着。
目玉クリップで固定。
しばし辛抱のほどを・・・。
これで修理完了!
甘酒などいかがでしょうか?
これで来年、送ってあげられるなぁ。
継いでもらう有り難さ。
お雛様を見て、にこっと笑う顔を想像しながら甘酒を飲むのであった。