お盆しなん
8月9日。
朝7時すぎ。
ご近所さんが、お盆の飾りかた指南に来てくれた。三段のやつ、盆棚とか、精霊棚とかいうらしい。そういや葬儀屋さんが「四十九日や初盆も使えるように三段の棚をお持ちします」って言ってたけど、「使った後に捨てるようなものなら、あるものでやります」と断ってしまったのだった。ダメだったかしら(笑)その話をしたら、ご近所さんが盆棚も「うちにあるのを貸すよ」って言ってくれたけど、どうしてもお店でやりたくて、ここに置いちゃうと高齢な参拝者さんの安全な動線を確保できないので、お礼だけ言って丁重にお断りしたけれど。気持ちがとてもありがたい。
左下の「乾物」は生臭モノはダメっぽいので、雑節や鰹節はNG。「あー。今ここには昆布と高野豆腐と豆しかなかったかも・・・」と呟いたら、30分ほどして、キッチンペーパーに包まれた素麺と干し筍と干し大根と干し椎茸が届く。「こんだけあればわざわざ買わんちゃよかろ?」と。ありがたすぎる。ちなみにうちの軒先の花や木も、梅雨が明けたというのに生き生きとしていて。もしやと思って尋ねたら、毎日風通しがてらに、水やりもしてくださっているのだとか。甘えてばかりで本当にすみません💦
生きてるときも旅立ってからもこうして見守っていただけるってありがたい。祖父母や両親がこの地に縁を育んでくれたこと。そして、これまで大きな災害などがなく、こうした地の縁、人の縁がいま、私の目の前にあるということ。それ自体に感謝でいっぱいの1日。母たちの育んだ縁やご恩を返していけるようになりたいと改めて。
そして、そう思えば思うほど、こうした日常があったはずの被災地の風景が、出会った方々のどろんこの笑顔や汗が脳裏に浮かぶ。どうか、被災なさった方々のもとに、1日も早く平穏が訪れますように。そしてこうしたご縁が、再び、いろんな世代の笑顔とともに紡がれる日が戻ってきますように。
盆が開けたら、ボンを連れてボランティアいこ。