レジ打ちのおばさんだけはイヤ。10年後の自分に恐怖を覚えた日
自己紹介(ラスト)
❇︎自己紹介はこちらまとめてあります。
自分にとって一番不向きだと思われる職種はおそらく…
スーパーのレジ打ち。
そもそも接客が苦手な気がするし、レジ打ちって剥き出しでしょ、全てが。仕事をしている姿を丸っとどこからでも、いつでも、360度全て見られてるじゃないですか。今日も見てきましたわたし。レジ打ってる人をじっと(笑
そんな、不躾にもじろじろと見てくる輩が毎日わんさかいる中で働くなんてとてもムリ。今ではシステム化が進み以前に比べればレジ打ち自体もずっとスムーズになった気もするけど、自動化ならではの困難もあるだろうし。
小銭の補充やレシートの取り替え、バーコードが反応しないだの返品やらクレーム。お客への対応も超ダイレクト。あーもうヘビー過ぎる…。
レジ打ちされてる方々にはいつも脱帽なのである。
憧れはあるけどわたしにはできない。というかできればやりたくない。第一迷惑かける。そんな職種の一つであった。
次男(2020年現在7歳)の幼稚園生活も落ち着き、自分の時間が少し持てるようになったある日、これからのことを考え、途方に暮れて急に恐ろしくなった。
はてわたしに一体何が出来るのか…。
イラストの再開や前職への復帰を願ってはみても10年というブランクはそれらの世界では致命傷とも言えるほどの、世の中を含めて進化を遂げた年月だった。
SNS全盛期。
ラインさえ使っていない。そのころ筋金入りのアナロガーであったこのわたしが、SNSという、できれば手を出したくない未知の世界そのものへ足を踏み入れることができたのはまさに
10年後のレジ打ちのおばさん。
そう、
自分自身の未来のイメージだった。
恐怖だった。レジに並んだ長蛇の列。周りからの痛いような視線を浴びつつ震える手でレシート交換をしている50を過ぎたおばさん。脂汗すら浮かんでる…。痛い…とてつもなく痛い…。でもこの激しくも過剰な想像こそが!苦手なSNSを克服しながらも自分を動かすきっかけとなったのだ。
あれから3年。いまではもう、このSNSがなければ仕事ができないほどにまでなった。ホームページを持ち、ブログを開設、さらにはいまこうしてnoteという新しい場所にまで繰り出せし、日々の醜態を晒せるほど使いこなせるように(?)なったのだ。何より楽しい!
SNS嫌いを克服もせず、あの時あのまま諦めていたら…今ごろはきっとイラストを描く仕事をできもせず、近所のスーパーでイヤイヤながらもレジをしていたのだろう。
勇気と覚悟と諦めを、まるごと持って前へ進んだあの時の自分によくやったと、今となっては褒めてあげたいと思う。スタントマンを目指した女子高生。
20年後はまさかのイラストレーターになっている。
人生は何が起きるかわからない。
家族が増えた現在、これから先はもっと柔軟な思考を持ち、進んでいけたらと願っています。
長きに渡って書き綴ってきました
イラストレーター シマノアヤコのこれまでの生い立ち。
お読みいただいた皆さま、本当にありがとうございましたー!
ちょっと長すぎたよね(^^;
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